2004年3月21日号(第466号)

現場で働く仲間の声を国政に

自治労組織内参議院議員たかしま良充さんが府内キャラバン

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2004春闘の山場を向かえ、府本部は自治労組織内参議院議員「たかしま良充」さんとキャラバン行動を展開。たかしまさんは府南部と京都市内単組を精力的に回り、集会や職場訪問で多くの組合員と接し交流した。

3月11日、たかしまさんは八幡市役所前での早朝街宣行動を皮切りに南部単組を表敬訪問。宇治田原町職では昼休み集会で組合員と交流した。久御山町・笠置町・宇治田原町では労組三役を交えて町長と会談し、今日の地方財政問題や市町村合併について意見交換を行った。9単組1支部の訪問後、京田辺市商工会館キララホールでの決起集会では、自身の国会活動などを約150人の参加組合員に報告した。

翌12日の早朝には京都市役所前でマイクを握り、「自治労組織内参議院議員・たかしま良充」をアピール。その後、京都市長、教育長と面談、公務員制度改革など国会で進めている自治労の政策を説明、協力を要請した。国保労組では昼休み職場集会であいさつ。さらに自治労京都市職区連評議員会や官公労の他産別、未加盟単組も訪問した。

キャラバン行動の締めくくりはハートピア京都での決起集会。組合員約120人が参加し、福山哲郎、松井孝治参議院議員、前原誠司、泉健太衆議院議員のほか組織内議員や友好議員が激励に訪れた。あいさつでは「参議院議員選挙の比例区で候補者の氏名を記入する制度になって2回目。党名を書いても無効にならないが、組織内候補の場合は『氏名』を書く必要がある。選挙区も比例区も候補者名を」と選挙制度の浸透が図られた。

三位一体改革は分権の視点で

たかしまさん、国会での奮闘を報告

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3月11日と12日に開いた府本部2004春闘・参議院選挙勝利総決起集会で、たかしま良充さんは、国の三位一体改革について「地方分権の視点がなく財政再建のみが目的となっている。自治体に裁量権を与えることが重要だ」と政府を批判、地方分権の必要性を訴えた。公務員制度改革については「大綱を見直し、労働組合との協議を経て民主的な公務員制度改革を成立させたい」と国会で闘う決意を述べた。

選挙区予定候補の福山哲郎参議院議員は「同期のたかしま良充さんと再び国会で活動したい」と熱いエールを送り、木村委員長は「私たちの政策を実現させるため、たかしまさんの必勝を勝ち取ろう」と呼びかけた。終了後、たかしまさんは参加者全員と握手、笑顔で見送った。

守り抜こう雇用と生活

連合京都春季生活闘争・参議院選挙勝利 3000人が集会とデモ

春闘山場の3月10日、連合京都は「2004春季生活闘争・参議院選挙勝利総決起集会」を円山野外音楽堂で開いた。参加者は全体で約3000人、自治労からは200人を超えた。

木戸会長は「失業率の改善、景気回復傾向と言われているが、可処分所得は六年間で最大の下げ幅であり家計部門はまだまだ厳しい。各産別・単組はベア獲得によって生活向上と格差是正に全力をあげよう。また、国民に負担増を強いるだけの政府の年金改革法案を阻止し、安心の年金制度改革を連合総力で実現しよう」と訴えた。さらに「参議院選挙では連合組織内の比例区八人全員の勝利と京都選挙区では『福山哲郎』予定候補の必勝をめざす」と力強く決意を述べた。

来賓の福山哲郎参議院議員は「年金問題は非常に深刻。給付率を59%から50%に変更する案は、支給額に換算し直すと15%以上の削減になる。民主党も総力を上げて取り組む」と激励。山井和則、泉健太両衆議院議員もデモ行進にエールの交換でこたえた。

安心と信頼の年金改革へ

連合、国民的なアピール行動 職場決議とカンパの協力を

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政府は2月10日に年金制度改革法案を閣議決定し、国会に提出した。しかし、この法案は国民年金の空洞化対策などの抜本改革を行わないまま、帳尻あわせの保険料アップと給付削減を行うものでしかない内容となっている。また前回の法改正の時に約束した基礎年金に対する国庫負担割合の2分の1への引き上げも先送りしている。

そのため連合は、「抜本改革のない保険料アップと給付削減」の撤回を強く求め、安心と信頼の年金改革を実現するための国民的なアピール行動に取り組んでいる。春闘期の各種行動に連動した職場決議文の採択のほか、キャンペーンにかかる費用のカンパも提起している。要求実現のため、一口100円以上のご協力をお願いしたい。

男女平等社会の実現を

3.8国際女性デー 連合京都女性委員会がアピール

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3月8日は国際女性デー。1908年の3月8日にニューヨークで女性労働者が賃金労働条件の向上と参政権を求めてデモ行進したことをきっかけに世界的な行動が始まった。当時のスローガンは「女性たちにパンとバラを」。パンは賃金などの諸権利、バラは人間の尊厳を象徴していた。

連合京都女性委員会は上部団体の国際自由労連の国際女性デー統一行動に結集。3月10日の連合京都春季生活闘争決起集会に合わせて街頭宣伝を行った。四条河原町に集合した組合員40人は、同一価値労働同一賃金や子育て支援の充実などを訴えたビラとガーベラの花を配り、女性委員会の活動を市民にアピール。街宣車では北岡ちはる府会議員、我孫子和子京都市会議員、南部登志子京田辺市会議員が、男女がともに生き生きと暮らせる社会をつくろうとマイクで訴えた。

有加さんの命を救おう

心臓移植が必要な高校生に手術費や渡航費の支援を

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進行型拡張心筋症の高校生・小倉有加さん(宮津市)が、米国での心臓移植を受けるため、募金活動を行っている。府本部は福知山病院労組の協力依頼を受けて各単組に協力を呼びかけている。

小倉有加さん(17歳)は、中学入学時に進行性拡張型心筋症と診断され治療を受けていたが、2年前に心不全が悪化し国立循環器病センター(大阪府吹田市)に緊急入院、心臓移植しか生存の可能性は無いと宣告された。このほど米国UCLA病院での受け入れが決まったが、移植手術費や渡航費など莫大な費用が必要になる。

募金活動の主体は有加さんの両親の友人、知人が結成した「有加さんを救う会」。福知山病院労組の組合員も関係者として支援活動を続けているところだ。集約日は3月31日。有加さんの命を救うため、各単組で募金のご協力をお願いする。

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