2005年1月11・21日号(第490号)

再建15周年に向け決意新たに〜2005新年旗びらき〜

質の高い公共サービス実現へ、今こそ直営・公営・の優位性発揮を

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府本部は1月7日、2005新年旗びらきを新都ホテルで開催。関係団体代表や各級議員ら来賓と各単組役員など200人が集い、新年の決意を誓い合った。

旗びらきは谷口富士夫書記長と長谷川かをり女性部長の司会で開会。冒頭あいさつに立った木村幹雄委員長は「昨年は災害の多い年だったが、災害復旧、緊急時に自治体直営の価値が発揮できた。しかし今日、指定管理者制度や市場化テストなどによって私たち職場に無原則的な市場原理・競争原理が導入されようとしている。今こそ『直営・公営の優位性』を明らかにし、市民の支持による『質の高い公共サービス』を確立させるための運動を進めなければならない」と述べた。また今年は府本部再建15周年の節目の年となることから、初心を忘れない決意も表明した。

続いて来賓の連合京都、京都府、京都市、民主党、部落解放同盟からあいさつを受け、森脇建治・近畿地連事務局長の乾杯の発声で祝宴に入った。民主党の各級議員や大野征次・自治体議員連合会長からも自治労組合員との連携を誓うあいさつが述べられた。

各単組紹介では参加者全員が登壇して個性的な自己ピーアールを次々と披露。新規加盟した京都市住宅供給公社労働組合、宇治市学童保育指導員労働組合も新年の決意を述べるとともに自治労の仲間との連帯を喜びあった。

最後に丹波栄子副委員長の締めで宴たけなわの中閉会した。

京都府へ50万円を寄付

台風23号・新潟県中越地震 災害支援カンパを取り組み中

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近畿北部を直撃した台風23号や新潟県中越地震は住民の生活基盤を脅かす大きな被害となった。府本部はこの災害支援のため、組合員1人500円のカンパに取り組んでいる。12月27日にはその一部の50万円を京都府へ寄付、木村委員長が麻生純副知事に手渡した。

スマトラ大地震被災へ「コーヒー2杯分の支援を」

国際連帯救援カンパ活動を強化

12月26日に発生したスマトラ沖大地震・大津波は、インドやスリランカ、タイ南部のリゾート地・プーケットなどで15万人以上が死亡し、被災者は数百万人に達すると言われ、津波被害としては過去100年間で最悪の規模となった。

自治労本部はこの被災に対し、取り急ぎ国際連帯救援カンパから1000万円を支出し、国際公務労連(PSI)を通して、被災国・PSI加盟組合に対しての支援を行う。引き続き、すでに取り組んでいる国際連帯救援カンパ活動をより強化するなかから、被災者救援の支援金を拠出する。

府本部もこの趣旨をくみ、国際連帯救援カンパの取り組み強化を改めて各単組に要請する。「コーヒー2杯分の支援を」を合言葉に、みなさんのご協力をお願いします。

反戦平和など活動を確認−青年部第38回定期大会−

新部長に武田さん(自治労京都市職)

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府本部青年部は12月4日、第38回定期大会をビル・ホーコーで開催。10単組から50人が出席、来賓の木村府本部委員長と連合京都青年委員長から激励のあいさつを受けた後、活動経過報告、新年度運動方針と役員体制が原案どおり可決された。

和泉青年部長は「今年は、参議院選挙や京都市長選挙など重要な選挙が重なり、相次ぐ大型台風により京都府北部が大きな被害を受け、さらに例年恒例のビアンカが中止になった」と総括。さらに「我々を取り巻く環境は依然厳しいが、今後も共にがんばっていきましょう」と新執行部に対しての期待を語った。これまでの活動で培ってきた好感の持てるあいさつは、会場の圧倒的な支持を集めていた。

運動方針では、反戦平和活動への積極的な取り組みや事務体制の強化、北部と南部の連携強化などに努めることを再確認した。新部長には自治労京都市職の武田勝臣さんが選任され、新執行部がスタートした。

一般現業部会の設立へ−現業評議会第41回定期大会−

2005年度役員体制、杉原議長ら四役を再任

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府本部現業評議会は12月22日、ルビノ京都堀川で第41回定期大会を開いた。

冒頭あいさつに立った杉原豊議長は、全国学校集会成功のお礼を述べるとともに、指定管理者制度等の規制緩和で一段と厳しさが増す現業労働者の立場を訴えた。そして今年は清掃、学校に続いて一般現業部会を立ち上げる決意を語った。来賓の木村委員長からあいさつを受けた後、第1号議案「2004年度経過報告」から第4号議案「2005年度現業評議会特別幹事の選出」までを順次提案、すべての議案が満場一致で採択された。

新役員体制は、杉原議長(自治労京都市職)、副議長に花岡治次(学職労)萩嵜昭枝(学給労)樫葉芳之(久御山町職)、田中昭夫事務局長(城南衛管労組)、森平淳事務局長(自治労府職)の四役が再任、新事務局次長に巌正道(八幡市職労)が選出された。

二度と戦争は起こさない!〜8の日行動〜

女性部・青年部、市民に平和を訴え

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府本部女性部と青年部は12月8日、「8の日行動」を実施。「太平洋戦争日本開戦日の12月8日を忘れない」を合言葉につくられた行動には40人が参加し、四条河原町で反戦・平和の願いを訴えた。

当日はイラクへの自衛隊派遣延長が決定されようとしている中、「平和のための戦いとは何なのか?」「どちらか一方だけが叫ぶ正義とは本当の正義と言えるのか」と、アメリカに追随する日本政府を批判、なし崩し的に自衛隊を戦闘地へ向かわせないよう市民にアピールした。

太平洋戦争が終結して60年。改めて「二度と戦争は起こしてはならない」という気持ちを新たにした。

イラクから自衛隊の撤退を

連合京都が緊急集会とデモ

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12月17日、連合京都は「イラクへの自衛隊派遣延長に反対し即時撤退を求める総決起集会」をラボール京都で開催。600人が結集した。

集会では木戸美一連合京都会長や福山哲郎民主党京都府連会長が、イラク戦争の大義が崩壊し多くの国民が派遣延長に反対しているにもかかわらず、12月14日に自衛隊派遣延長が決定されたことに強く抗議した。集会後、参加者全員が怒りのデモ行進を行った。

支部対抗で優勝競う

自治労京都市職、恒例の駅伝大会を開催

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自治労京都市職は12月5日、京都市宝ヶ池北園で「第14回駅伝大会」を開いた。

心配されていた雨も上がり、時おり太陽が顔をのぞかせる中で行われた注目の支部対抗リレーでは、四連覇を狙う建設支部の強豪「バリアフリー」に2分以上の大差をつけて、伏見支部の「がんばれタブチくん」が悲願の初優勝を成し遂げ、区支部初の王者としてその名を歴史に刻みこんだ。

午前中に行われた支部対抗ハーフリレーでは、「Team Bibidy」がわずか2秒差で逃げ切り優勝、衛生支部が同部門二連覇を果たした。

そのほか、会場内で催された模擬店や各種イベントでは、組合員ら多くの家族連れが楽しいひとときを過ごした。

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