2006年月4日15号(第525号)

府民とともに地方自治の確立を〜京都府知事選挙〜

山田氏が再選、2期目へ力強い決意を表明

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京都府知事選挙が4月9日に投開票され、連合・自治労が推薦する山田啓二候補が相手候補に24万票差をつけて勝利し、再選を果たした。各単組での取り組みに感謝する。

選挙戦は、山田氏が若さと豊かな行政経験を生かして新たに府政の道を切り拓いた4年間の実績を訴え、共産党推薦候補に対して終始優勢に立った。結果、過去最低の投票率となったが、山田知事が1期目の信任を得ることができた。

当選した山田知事は「選挙期間中、府民の期待を実感した。今までの施策を守り、マニフェスト195項目の人間中心の京都づくり、29項目の行政改革を進めたい。これから4年間、安心・安全・希望の京都をつくるために全力を尽くし、第2期の府政を素晴らしいものにしてみせる」と決意を披露した。

若年者の雇用創出や中小企業の支援、少子高齢化に対応する福祉施策の充など府政の課題は山積している。山田氏の国には言うべきことを言う姿勢と地域優先の視点で府政の活性化を期待したい。府本部も積極的に政策提言し、府民が安心して暮らせるまちづくりを進める。

【開票結果】

(投票率38・44%)

当選 山田啓二 無現 514,893票

衣笠洋子 無新 269,740票

古代学労組が協会と合意

4月以降も業務継続へ

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2月の理事会で財政難を理由に3月末の全員解雇が議決された古代学協会労働組合が、粘り強い交渉を続けた結果、3月30日の第9回団体交渉で協会と合意に達した。

古代学労組は、賃金の一方的引き下げに始まり、一時金の廃止、希望退職(実質の解雇提案)と非常に厳しい攻撃を受けてきた。昨年7月に自治労加盟し、賃金・労働条件確立のために府本部と協力しながら、地労委闘争や団体交渉を行った。

この間、経営努力の放棄や運営方針をうやむやにしたままの職員解雇に対して、理事・評議員からも疑問の意見があり、関連団体からも研究の継続を求める声が上った。府本部も支援集会を開き、参加単組の意思統一を図りながら、最終局面に向けての闘いを応援した。

合意内容は、3月末をもって全員が一旦退職するが、4月から契約期間を定めて(当面6カ月)引き続き業務に当たる。賃金は削減分を回復したものとし、退職金は通常プラス6カ月分。

単組は研究を続ける中でさらなる再建への道をめざすことになるとし、今後とも連帯と団結による支援を求めている。

連合京都メーデーに参加しよう

京都中央5月1日(月)梅小路公園で式典とイベント

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「働くものの連帯で「平和・人権・労働・環境・共生」に取り組み、労働を中心とする福祉社会と自由で平和な世界をつくろう!」をスローガンに、連合京都第77回メーデーが各地で開かれる。地域労働者の連帯のため連合に結集し、祭典を成功させよう。

メーデー式典の開催日は、綾部地協を除く地協は5月1日(月)。京都中央メーデーは昨年と同様、亀岡以南の地協と合同で、京都市下京区の梅小路公園で行なわれる。

9時から3コースに分かれてデモ行進後、10時30分から式典が開始。その後は青空の下で、各産別の物品販売や展示、飲食、ゲーム、体力測定などの出店やステージでのイベントが企画されている。お楽しみ抽選会では、各組織提供の豪華賞品が当たる。保育ルームも用意され、子ども連れでも楽しめる内容となっている。

自治労の出店は、コーヒー、グリーンティなどの販売とボーンポォンの会によるバザー。デモは西コースとなり、梅小路公園芝生広場(式典会場)を九時に出発し、約2キロを行進して同会場に結集する。

平日開催ではあるが、多くの組合員と家族の参加をお願いしたい。

初期消火の難しさ実感〜青年部防災体験学習会〜

防災や非難方法を体験

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府本部青年部は3月25日、京都市市民防災センターで防災体験学習会を開いた。いつ起こるかわからない災害に対して正しい防災知識を持ってもらうことを目的としたもので、当日は各単組青年部と女性部から、あわせて41人の参加があった。

学習会では、全員を2班に分け、それぞれ体験学習を行った。消火訓練では、各消火器の説明を受けた後、4、5人に分かれて実際に消火器を使った初期消火の訓練を行った。中には消火することができない斑もあり、初期消火の難しさと大切さを学んだ。装置を使った地震体験では、震度7の横揺れとその際にとるべき行動を体験した。そのほか、風速32メートルまでの大風や火災時の避難訓練も行った。

とてもためになる学習となり、これを生かして今後も防災意識を高めていきたい。

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