2007年1月15日号(第543号)

推進 行動 勝利

府本部、第70回臨時大会を2月に開催

府本部は2月14日(水)に臨時大会を開催する。上昇傾向を受けての春闘、政治決戦の年への政治政策闘争などの方針、規約の変更を議論する。また、同時に役員選挙を行う。

景気状況は2002年1月を谷として、企業ごとのばらつきはあるものの5年連続の増益といわれている。しかし、労働者への分配率は60%を割り込み依然歯止めがかかっていない。株主配当は2.8倍、役員報酬は1.9倍と増加しているのに対し、人件費は6.7%減少しており、配分構造の歪みを抜本的に是正することが求められる。

連合は07春闘で実質1%以上の成果配分を通じた労働分配率の改善に取り組むとし、各地で行動を配置する。自治労も格差社会を是正し、社会的セーフティネットとしての公共サービスを再構築するたたかいとして取り組みを推進する。

一方、4月の統一自治体選挙と7月の参議院選挙が目前となり、いよいよ政治闘争モードに突入する。5名の組織内議員の必勝と全国比例区「あいはらくみこ」の上位当選をめざした全組織・全組合員の行動が展開される。社会に不安と格差を生み出した自民党政治を終焉させるため、統一自治体選と参議院選に必ず勝利しなければならない。

臨時大会では他にも、「職場のワークルールの確立」や「公共サービスキャンペーン」「男女平等差産別闘争」など重要課題の提起がある。

年度末が近づき多忙な時期となるが、多くの単組代議員の参加と活発な討論をお願いする。

いっぽう、自治労本部は、07春闘方針などの議案を討議する第133回中央委員会を1月31日から2日間にわたり、東京都「日本青年館」で開催する。議案は他に、当面の闘争方針、自治労第2次賃金政策、地公三単産の組織統合などについて全国の仲間の討論が行われる。

クリスチャンアカデミー労組が加盟

府本部、36単組へ

府本部は昨年12月20日の執行委員会で、「日本クリスチャンアカデミー労働組合」の自治労加盟を承認した。これにより府本部の加盟組合数は36単組となった。

日本クリスチャンアカデミー労働組合(高橋正委員長)の組織区分は「民間組合」。組合員数は7人。所在地は京都市左京区一乗寺。組合員は、日本クリスチャンアカデミーの研修・宿泊施設「関西セミナーハウス」に勤務する職員で構成されている。加盟は19日の単組の結成総会で決定され、同時に府本部に申請。労組は、ここ数年の経営危機を労使の力で乗り切ろうとの趣旨で結成された。

加盟が承認されたことについて高橋委員長は感謝するとともに「これからは労働組合として使用者と信頼関係を築き、クリスチャンアカデミーの発展と職場の安定をめざし奮闘していきたい」と抱負を述べた。

米沢修司副委員長を擁立

4月・京田辺市議選

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府本部は昨年12月20日の執行委員会で、第16回統一地方選の後半戦(4月15日告示、22日投票)として戦われる京田辺市議会議員選挙に、新人の米沢修司(よねざわ・しゅうじ)氏を組織内候補者として擁立し、その勝利に向けて全力で奮闘することを決定した。

米沢氏は城南衛管労組出身。58歳。1990年の府本部再建に参画、その後府本部副執行委員長、書記長、現評議長などを歴任してきた。特に書記長には7年間就任。現在の府本部活動の基礎固めに奮闘を続けてきた。

現在、城南衛管労組副委員長、京都平和フォーラム代表幹事、食と緑と水を守る京都会議議長として活躍中。立命館大学中退。京田辺市大住ケ丘在住。

また、同執行委員会では、この統一地方選挙について府会15人、京都市会16人、市町村議会13人、他府県議員2人の合計46人の候補者の推薦を決定した。

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