2008年1月1日号(第566号)

安心と希望の社会を〜いま歴史が大きく変わるとき〜

安心の公共サービス実現へ、自治体労働者にとり重要な年

「生活第1」の政府実現こそ

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自治労京都府本部 木村幹雄 執行委員長 年頭あいさつ

自治労京都府本部の組合員の皆さん、あけましておめでとうございます。

今の地域社会は、小泉政権から継承されてきた構造改革路線によって公共サービスの後退と格差拡大をもたらし、人々の生活水準は低下し、疲弊の極みにあります。

その結果、昨年7月に行われた参議院選挙では、相原久美子さんのトップ当選に見られるように、自民党政治は国民から拒否され衆参ねじれ国会が誕生しました。

それに対して自民党は、安倍首相から福田首相へとトップを交代させ国民の批判をごまかそうとしています。しかし、相変らず自民党とそれを支える一部官僚は、国会を再延長して新たなテロ特措法を成立させ、戦争ができる国を目指す一方、武器商法で私腹を肥やすなど、その本質はなんら変わることはありません。

私たちは、こうした国民を踏みつける政府ではなく、「国民の生活第一」を掲げる民主党を中心に、新しい政府を今年こそ実現させなければなりません。そしてその前哨戦というべき京都市長選挙、八幡市長選挙に勝利し、あわせて自治労の提起する公共サービス基本法を早期に制定し、格差のない、誰もが安心して働き生活できる社会を実現する年にしていきましょう。

同時に、安心の公共サービスを確立するために、そこで働く自治体労働者の自律した労使関係が不可欠であり、労働基本権回復を確実なものにしなければならない重要な年でもあります。

いま歴史が大きく変わろうとしているときです。そしてそれを具体的に実現させるときです。職場、地域で自治研活動を強化して政策を推進し、今年こそ、この日本を働く者、生活者にとって希望の持てる国にしていきましょう。

今年もよろしくお願いします。


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