2008年2月1日号(第568号)

ともに「勝つ」〜京都市長選・八幡市長選〜

府本部2008旗びらき、盛大に開催

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新年の幕が開けた一月十一日、府本部は二〇〇八新年旗びらきを京都国際ホテルで開いた。自治労はじめ友好団体からの来賓や各級議員、単組役員ら二百二十人が出席。昨年を大きく上回る規模で華やかに行なわれ、新しい年に向け、全員で闘志と決意を誓い合った。

とくに、目前の二月に迫った京都市長選・八幡市長選のたたかいでは、府本部推薦の門川大作予定候補、福田勇予定候補がともに出席し、参加者全員とともに、勝利への意志固めを行なった。

冒頭あいさつに立った府本部橋元信一副執行委員長は、まず昨年の統一地方選、参議院選挙闘争のお礼を述べた上で、京都市長選・八幡市長選を「何がなんでも勝利に導く」と決意表明。また、木村執行委員長を連合京都会長として送り出す産別として、連合運動のさらなる推進を呼びかけた。
来賓のあいさつでは、自治労本部の井ノ口登国際局長、連合京都、京都府・京都市などから連帯のあいさつを受けた。民主党の各級議員からは、自治労との連携を誓うあいさつが述べられる中、旗びらきを閉会した。

「良質なサービスとは?」

報告会とシンポひらく

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京都自治総研・公共サービス研究会は一月二十三日、「報告会・シンポジウム」を、メルパルク京都で開いた。同研究会のシンポジウムは四回目の実施となった。

第一部は、昨年夏に行なった「良質な公共サービスのためのアンケート」の結果を同研究会の岡本哲也事務局長が報告。現状では、利便性や効率、信頼性、さらにコスト面などの項目で、非常に厳しい見方が多く見られたが、この結果を公共サービスの質の向上に活用していく。第二部は、同研究会座長の大谷強関西学院大学教授と、YWCA総幹事の山本知恵さんによるシンポジウム。改革と自己責任がもたらした格差社会から、未来に希望が持てる社会をつくるために必要な「良質な公共サービス」とは何かを柱とした議論が進められた。山本さんは、子育て支援活動の経験から「行政は、専門性が高くきめの細かい活動が可能なNPOへの支援をさらに進めることが、良質な公共サービスの実現のために必要では」と指摘。さまざまな分野の公共サービスでも、同様にNPO支援の取り組みを期待するとし、シンポジウムを終えた。

学童と保育士、ともに高度な専門性めざせ

50人が参加、府南部で交流会ひらく

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京都府南部の児童館・学童保育職員が力を合わせて開催を続けてきた「児童館・学童保育職員学習交流会」(自治労京都府本部・木津町たんぽぽユニオン・宇治学保労組共催)を一月二十日、木津川市立西部交流会館で開いた。今回から保育士も参加対象とし、宇治市・八幡市・木津川市・宇治田原町・井手町・精華町の職場から五十人の参加があった。

午前の部は交流の場とし、木津川市たんぽぽユニオンの指導で「さかさ万華鏡」の工作を楽しんだ。参加者からは「自分の職場でも取り入れたい」など好評だった。

午後からは、MYSELF代表の東敦子さんを講師に迎え「『困った子』は『困っている子』」をテーマに、発達障害のある子どもたちの理解と支援について、理論と実践の両面から講演を受けた。

子どもを取り巻く社会状況はいっそう深刻化している。保育士、学童保育と児童館の仕事にはより高度な専門性が求められていて、このような学習交流会を続けていくことの大切さを実感する一日となった。

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