2008年8月1日号(第580号)

2008自治研京都集会が成功

持ち寄ろう、職場・地域での研究と実践の成果 7月25日

photo


府本部・京都自治総研は7月25日、メルパルク京都で「2008京都自治研集会」を開いた。会場には組合員をはじめ、議員や市民、自治労未加盟の自治体からの参加者130人が参加。全体会での基調講演や、多数の活動レポートをもとに学習と交流を繰り広げた。

今回の集会のテーマは「『新しい公共』を考える! ひと・くらし・環境を守る『地域の公共の力』」。午後3時に開会した全体会(パネル・ディスカッション)では、府本部・高橋書記次長をコーディネータに、5人のパネラーと会場発言で「新しい公共」を探った。大谷強関西学院大教授は「多様化する公共サービスに市民の参加は不可欠だが、行政への不信感は強い。その解消へむけ自治体は努力を」と問題提起。澤井勝奈良女子大名誉教授は「福祉国家」の視点、新川達郎同志社大教授は「新しい公共を支える市民のパワーアップが必要」など、新しい行政と住民の関係に言及。今川晃同志社大教授はアメリカの例により住民自治の大切さ、浅野明美・京都市こどもみらい館長は同館の取り組みを紹介し、多角的な提言を行なった。会場からは「市民との協働をどう進めれば」など、現場の視点からの質問が出されていた。

午後6時からは5つの分科会でレポート報告が行われた。地域や職場で取り組んだ貴重な経験や、情報を参加者同士が共有した。提出されたレポートは、全部で32本となった。

第4分科会「改革がすすむ教育現場」では、5本のレポートにもとづき報告が行われた。最初に登壇した京都市学職労・植田寿恵さんからは「夏期休業期間の管理用務員」と題して、普段はできない共同作業を夏休み中に実施、仕事の確立や意識の高揚、将来展望などを得てきた経過を映像も使いながら発表し、注目された。

第3分科会では、南山城村職員の森本健次さんが廃校校舎の活用についてレポートを提出、自ら発表し、この分科会は参加者の関心をひいた。自治労以外からの参加が多く見られた。

なお、今回初めて、レポートの中から「優秀賞」「特別賞」を選定。中央会労組・佐々木さん(京の地場産業の活性化)、南山城村・森本さん(廃校舎活用)、京都市学職労・植田さん(夏期休業中の共同作業)、京丹後市職・野木さん(空気バスの復活)の4点が選ばれた。

人勧期闘争、最終盤

第2次中央行動に京都から10人参加

photo

公務員連絡会は7月23日、08人勧期最大の山場となる第2次中央行動を日比谷大音楽堂で開催した。集会には全国から3,000人の仲間が集まり、京都府本部から10人が参加した。

参加者は、集会に引き続き、人事院前の交渉支援と霞が関へのデモ隊に分かれて行動。「所定勤務時間を改善せよ」などのシュプレーコールを繰り返した。

人事院交渉で公務員連絡会は「すべてが検討中」との回答は極めて遺憾とし、大きな山場となる7月31日に書記長・給与局長との再度の交渉を決定。いっぽう勧告日は、例年どおり8月上旬、昨年の8月6日に間に合うようにしていきたいとの意向が示された。

府本部は、勧告日当日に本紙「自治労きょうと」の「人勧特集号」を作成、各単組へ送付し情報の迅速な伝達を行なう。単組での配布と活用をいただくようお願いする。

がんばれ!京都府本部4チーム

もうすぐ近畿地連スポーツ大会

いよいよ6日(水)から2日間、京都で「第30回自治労近畿地連スポーツ大会」が開催される。会場は、野球が西京極球場と吉祥院公園野球場、バレーボールは京都市体育館(西京極)。6日にバレー全試合と野球・準決勝までの6試合、7日に野球・決勝戦1試合が行われる。

選手宿舎は、リーガロイヤルホテル京都。近畿6府県本部から、300人にも及ぶ選手達が結集。野球全国大会へ向けて覇を競う(バレーボールと隔年開催)。

京都府本部は、開催地元として、試合会場でのスタッフ業務に、2日間延べ150人態勢で臨み、大会運営をを支える。当日スタッフは、府本部がデザインしたブルーのTシャツで活躍する。

地連スポーツ大会への出場を間近に控えた、府本部代表の各チームを訪ね、試合へかける意気込みなどをインタビューした。

勢いに乗り全国出場?… 野球・福知山市職連

photo

府本部大会で優勝し、昨年に続き地連大会への出場を決めた福知山市職連チーム。24日に大阪で開かれた大会開会式で余田さん、中見さん(単組役員)にインタビューした。

どんなチームですか?「53歳から25歳まで年齢層が幅広い。ちょっと、オヤジ化してますか(笑)。いい時と悪い時の波は大きいですが、勢いに乗れば手ごわいですよ」。練習はどのように?「毎週木曜に基礎練習、土曜はグランドで。昼休みには各自自主的にキャッチボールなどしています」。自治労京都市職チームが、ライバルだから今度の対戦では絶対に勝つ、と言ってますが?「受けて立ちます」。

地連大会への意気込みは?「1勝したいですッ」。応援してくれている府本部の仲間に一言お願いします「とにかく、がんばります。合言葉は『(福知山)成美(高校)に続けー』。夢は全国大会出場です」。府北部のチーム、波にのった試合に大いに期待しよう。

全力投球でやったるで!… 野球・自治労京都市職

photo

開催地元代表として大会出場する自治労京都市職チーム。南まち美化事務所に勤務する早川・中川・和久選手を訪ねた。

大会への意気込みは?「近畿大会で勝ったことがなく、出場も五年ぶり。まずは1勝をめざします。開催地元ということで、その名に恥じない試合をしたい」。どんな試合を?「胸を借りるつもりで相手にあたります。そして、自分たちの野球をしたい」。練習は十分?「メンバーの職場がバラバラで、数人のグループや個々でやっています」。府本部の仲間に一言お願いします「全力投球で、がんばります!」。元気パワーでの試合運びが楽しみだ。

ま新しいユニホームで… バレー・京都市学給労

photo

八幡市職労との激戦を制し府大会で優勝した京都市学給労。大会に合わせ、地域のバレーボールなどで活躍するメンバーが集まった新生チームだ。

チームの特徴は?「一言で言うと、明るい・やかましい(笑)。和気あいあいとしてます。チーム結成で、人の輪も広がり、よかったなぁ、と言ってます」。大会にかける意気込みなどは…「初めての出場です。大事に戦っていきたい。まずは、初戦突破!」。戦力の自己分析をお聞かせください「アタック、サーブ、レシーブとも、まんべんなく80点レベル。チームワーク力はもちろん、100点満点です〜」。応援してくれる府本部の仲間に一言を「出るからには一生懸命、みんなで楽しくできれば。緊張するかも知れませんが、暖かい目で応援してください。これを機に、他の単組でもバレーチームが増えてほしいです」。

取材当日は、真新しいユニホームが届いた日。早速みんなで袖を通し、勝利を誓いあっていた。

悔いのないプレーで… バレー・八幡市職労

photo

府本部大会準優勝で、地連大会出場を射止めた八幡市職労チーム。書記局でインタビューした。

どんなチームですか?「以前は保育士中心でしたが、事務職の選手も加わり、大きなメンバー変更があり、初めての大きな大会出場です」。地連大会への抱負は?「出るからには2勝をめざします」。練習はバッチリですか?「基本は週2回ですが、大会までに3、4回は全員、揃ってしたいね、と言っています」。

府本部の仲間にひとこと…「悔いの残らないプレーをしたいです!勝てるはずなのに勝てないのはくやしい!ケガしないようにガンバリます」。

古参チームの面目躍如、好成績で頑張ってほしい。

『自治労きょうと』一覧に戻る