2008年10月15日号(第585号)

「確定」「現業・公企」一体で推進

08秋闘、対府要求書提出でスタート 10月3日、時短や非常勤改善求め

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府本部は10月3日、府自治振興課へ「2008賃金確定に関する要求書」を提出した。同時に、現業・公企統一闘争について、闘争本部は「統一闘争要求書」など3本の要求書を提出。府本部08秋季闘争がスタートした。提出には、府本部から高橋副委員長、中村現評議長、奥山公企評議長ら六人が参加。自治振興課からは石野課長が対応した。確定闘争について、焦点となる時短に関し「国の状況にかかわらず、各自治体で速やかに導入となるよう助言を」と申し入れた。他に、8月の総務省通知にもとづく臨時・非常勤職員の労働条件改善や通勤手当の改善についての要求事項の説明を行なった。

一方、現業・公企統一闘争本部から提出した要求書は、人員確保・一方的な取り組み方針の撤回・公契約条例など15項目の内容。さらに自公政権・総務省からの意図的な現業への攻撃に関し要求書を提出、「不当な干渉に惑わされず、これまでの労使関係・交渉方法を尊重」するよう申し入れた。 また、現業・公企職員の職場や生活の窮状を、現場からの声をまじえて訴え、実効性ある地域経済や産業の浮揚策などの施策推進を行うよう強く求めた。

京都府全選挙区の推薦候補者を確定

総選挙で、1日も早い政権交代を私たちの手で

2年続きの自民党首相の突然の辞任、そして茶番の総裁選、その結果誕生した麻生政権。国民の信を問うことすらできず、日本の政治は混迷が深まるばかりで、1日も早い政権交代が必要だ。各陣営は解散・総選挙を求めながら、「11月中旬投票」で準備中。自治労・連合も、この総選挙を政権交代にむけた「千載一遇のチャンス」として万全の態勢で挑む。

京都の選挙区では1区と5区に民主党候補が確定、全選挙区で民主党候補が揃った。府本部はこの二候補の推薦を決定。全ての組合員にご支援をお願いし、全候補者の勝利をめざす闘いを全力で進める。推薦した候補者の経歴は次の通り。

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    京都1区…平智之(たいら・ともゆき、49歳・新人)東洋大学工学部非常勤講師、タレント。京大工学部卒・米国UCLA大学院修了。朝日放送・関西テレビ・KBS京都などでタレント活動中
  • 5区…小原舞(おはら・まい、34歳・新人)関西学院大学卒、京大大学院修了。松下政経塾出身。経歴は舞鶴市役所勤務、NPO「舞鶴市女性センターネットワーク」事務局長など。

また、すでに推薦決定した候補は次のとおり。

  • 京都2区…前原誠司(46歳・現5期)
  • 3区…泉健太(34歳・現2期)
  • 4区…北神圭朗(41歳・現1期)
  • 6区…山井和則(46歳・現3期)

組合員の生活保障まもるため、加入拡大を全力で進める

自治労共済全国集会

自治労共済全国集会が9月29日から2日間、長野県松本市で開かれ、全国から360人の担当者が参加。共済活動推進の研修と単組間の経験交流を深めた。

君島一宇理事長はあいさつで「組合員の減少に伴い団体生命共済の加入者は10年間で2割減少している。共済活動の安定を図り組合員の生活保障を守るために加入拡大に全力で取り組まなければならない」と述べた。また、全労済との統合協議を進める検討委員会設置なども報告した。

全体集会では、4県本部から、オルグや広報宣伝物、学習会など工夫をこらしたセット共済加入拡大の取り組みや、自動車共済の加入拡大と組合員サービス向上を目的に設置された佐賀県本部指定工場会からの活動報告があった。分科会では

  1. シニアライフプランセミナー
  2. 推進オルグ
  3. 保障相談の手法
  4. 教育宣伝研修
  5. コミュニケーションスキル

について具体的な推進手法を学んだ。

自転車に乗り温暖化防止を要請

府本部環境キャラバン、南丹→府庁へ快走 未組織・競合自治体へ、組織拡大の思いをこめて

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府本部は、環境行動として年間を通じ「アースデイ」に取り組んでいる。10月6日に、「環境キャラバン2008」を実施した。このキャラバンは「環境にやさしい乗り物」自転車で府内自治体を訪ね、地球温暖化防止施策や環境自治体づくりを求める要請書を手渡しする取り組み。今年で5回目の実施となったが、今回訪れたのは南丹地域。順に京丹波町・南丹市・亀岡市を訪問、そして最後に京都府への全長約50キロの行程となった。

今年のキャラバン隊は天候に恵まれ、自治労府本部・単組の組合員と、連合亀岡地協事務局長の10人。また先頭車には「自治労」の大きなのぼりをセットし、地域へのアピールも強く意識した。二つの峠で息があがりそうになるが、爽やかな秋風の中メンバーは気持ちよく走行を楽しんだ。

訪問先自治体では副知事・副市長・副町長などの歓待の中、要請に応えた激励をうけた。特に亀岡市では亀岡地協役員や民主党の各級議員の応援を受けるなど、自治労の行動への支援の輪がさらに広がった。

また、出発に先立ち、京都府庁では登庁する職員に府本部の環境行動や公務員制度改革・公共サービスキャンペーンなど自治労の活躍ぶりをアピールするビラを配布、組織拡大対策として役立てた。

今回のキャラバンの訪問先、南丹地域の自治体には、自治労単組が少ない。府本部はこの成果を環境行動の前進のみならず、組織拡大へとつなげていく。

現業の仲間まもりぬく運動進める

八幡市職労で、現業評議会が発足

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八幡市職労現業評議会が9月25日、結成総会を開き、活動をスタートさせた。議長・大野勝司さん、事務局長・小島隆司さんをはじめとする役員体制を確定。さらに09年度運動方針として

  1. 現評の結成と組織強化
  2. 現業差別撤廃
  3. 現業・公企統一闘争

などを決定。結成の趣旨とした「財政難を理由とする当局の、欠員不補充や、派遣・臨時職員の導入など現業職場切り捨て攻撃から仲間を守り抜き、賃金と労働条件を確立する」たたかいを推進することを確認しあった。今回の結成は、環境事務所分会・保育所分会・学校分会を中心とし、会員78人で発足した。現評は「これで現場の声を、主体的に直接当局にぶつけていける。まずは、現場の視察を求める。運動の活性化が当面の目標」と抱負を語った。府本部は強力なバックアップを進める。

バーベキューで、交流・親睦・団結

府本部青年部

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府本部青年部は9月20日(土)、バーベキュー大会を、城陽市「友愛の丘」で開いた。9単組39人が参加。昨年に引き続き、宇治学保労組からも参加いただいた。

当日は好天に恵まれ和やかな雰囲気での開催。自然に囲まれた会場で、他の職場の人と協力しながら準備を進めた。炭火おこしに悪戦苦闘しながらも楽しい作業の結果、おいしいバーベキュー料理で満腹。食事終了後も職場や趣味の話などいつまでも話が尽きることなく、時間が経つもの忘れて賑やかに盛り上がった。

単組間の親睦と団結も深まり、今後の活動の輪を広げる有意義な1日となった。青年部では他にもスポーツ大会など単組間交流事業を実施。多数の参加を呼びかける。

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