2008年11月15日号(第587号)

時短・「臨職・非常勤」がポイント

がんばろう08賃金確定闘争 自治振興課交渉は25日実施

「月例給・一時金の据え置き」「所定勤務時間の短縮」などを主な内容とする08人勧を受けて今、全国で賃金確定闘争が進行中。これから年末に向け、たたかいはヤマ場を迎える。府本部は、単組情報の収集や闘争の指導・支援、さらに対府交渉を実施するなどの取り組みを進めている。

府本部は08賃金確定闘争の取り組みとして、すでに京都府・京都市人事委員会の勧告への対策や、総理大臣・総務大臣あてハガキ行動を実施。産別統一闘争として統一行動日を11月14日に設定し、「全ての単組で要求書提出・交渉の実施」を追求。さらに、現業・公企統一闘争を一体としてたたかいの前進をはかってきた。

確定闘争の柱として府本部が決定したのは次の4点。

  1. 月例賃金の水準の維持・改善
  2. 一時金の支給割合の維持・改善
  3. 臨時・非常勤職員等の職員の賃金改善
  4. 所定勤務時間の短縮

とくに4については、府内の殆どの自治体が対象となる実態のもと、人勧の「1日7時間45分・1週38時間45分」への短縮を獲得するよう指導を進めている。また、3については、格差是正を求めてきた取り組みの成果として推進するよう指導している。

一方、単組のたたかいのバック・アップ体制として、19日には「確定闘争推進会議」を開く。情勢や方針の説明とともに、各単組から闘争スケジュールや当局提案・独自課題の内容などの情報を収集。交渉支援などの要望を受け、必要とされる活動を推進していく。

さらに25日には、府・自治振興課との交渉を実施する予定だ。各単組の確定内容を有利に前進させるため、府の見解を引き出し、情報を提供していく。

久保田勇・現市長を推せん

12月7日・宇治市長選

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府本部は11月11日、宇治市長選挙(12月7日投票)について、現職の久保田勇氏の推せんを決定、その勝利に向け全力をあげることを確認した。すべての府本部組合員は、在住組合員はもちろん、知人・友人への働きかけなどの取り組みをいただくようお願いする。久保田勇氏は現在3期。無所属。連合京都推せん(電機連合出身)。60歳。府と強調し「市民が主役の街づくり、地域が主役の夢づくり」を基本とし、公共交通網などの都市基盤整備などの実績をあげてきた。今回の選挙戦には、「地方分権の推進、市民自治の確立、心が通い合う街づくり」などの基本姿勢にもとづく政策を掲げ臨む。

小さな負担で、大きな保障

自治労セット共済、ただいま募集中

共済府支部は、来年4月発効の団体生命共済、長期共済、親子共済、火災共済、交通災害共済の新規加入と継続の申し込みを受け付け中だ。

団体生命共済は、組合員の家族全員の保障と、まさかのときの備えを万全に「小さな負担で大きな保障」を実現している。毎年の一斉募集時期に保障内容を見直すことができるので、個人のライフプランに合わせることができる。さらに長期共済で原資を積み立てておけば、定年退職後の備えも万全だ。この機会に自治労共済への加入を、ぜひ検討していただきたい。

募集開始にさきがけ府本部と府支部は、10月24日と25日の2日間、「自主福祉活動推進会議」を大津市で開き、府本部・府支部・単組一体となって共済活動に取り組むことを確認した。出席した各単組の共済担当役職員は、共済制度の内容や募集事務の他、ファイナンシャル・プランナーから、生命保険の仕組みや家族構成と生活に見合う必要保障の説明を聴いて理解を深めた。

団体生命共済・8つのおすすめポイントは…
  1. 生活に必要な生命保障がオールインワン…万一の死亡保障に加え、災害後遺障害、事故や病気での入院、成人病入院、通院、手術等をトータルに保障。
  2. 小さな負担で大きな保障…営利を目的としないため、割安な掛金で普通死亡5千万円、災害死亡8千万円の大型保障を実現
  3. 災害による後遺障害は全身で百四十項目。
  4. 初期入院費用共済金で初日から四日分も安心…病気・事故による入院は、五日以上の入院に対し5日目から給付、初日から4日分は初期入院費用共済金で給付。
  5. ガンだけでなく五大成人病を手厚く保障…ガン、心疾患、脳血管疾患、高血圧症、糖尿病の5大成人病は、成人病入院共済金を給付。
  6. 女性特有疾病の手術は最高倍率でお支払い。
  7. 通院共済金、診断書料補助金、ドナー共済金も用意。
  8. ペースメーカー装着、人工透析の開始、人工肛門増設に見舞金をお支払い。

新部長に東さん(京田辺市職)

6日、府本部女性部定期大会が成功

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府本部女性部は11月6日、ホテルセントノーム京都で第46回定期大会を開いた。6単組から18人の代議員が出席、09年度の運動方針と役員体制を確認した。はじめに河部副部長が「常任委員の欠員があり、残っている常任委員でなんとかやってきたが、単組の協力もあり活動することができた。単組の課題を女性部常任委員に伝えていただき、女性部全体の課題として、府本部と連携をとり解決していきたい」とあいさつ。

経過報告の後、1年間の活動の写真をスクリーン映写で紹介。運動方針では、常任委員の選出などの組織強化、学習会や交流会、反戦平和行動に積極的に取り組むことを提起。全議案が代議員全員の拍手で承認された。

新部長には、京田辺市職の東千恵さんを選任。6名の常任委員とともに新年度活動を担う決意を表明した。

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