2011年1月1日号(第634号)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

豊かな地域社会の創造めざして

労働基本権の回復を見据え 要求(hop)交渉(step)妥結(jump)を

自治労京都府本部 執行委員長 橋元信一

組合員とご家族のみなさま、あけましておめでとうございます。昨年は、自治労運動の推進にいろいろとご協力頂き、ありがとうございます。

日本経済は、リーマンショック以降の大きな景気後退から少しは持ち直しが見られるものの、依然として輸出経済から抜け出せないまま、急激な円高が長期的に影響を及ぼしています。完全失業率は依然として5%を維持しており、未だに規制緩和の影響が根強く、その為いろいろな非正規労働者が生まれ社会問題になっています。

非正規労働者の賃金水準向上や労働条件の確立が、正規労働者の労働条件に反映されます。一体となった取り組みが喫緊の課題です。

国政では、鳩山政権下での「政治とカネ」の問題、「沖縄・普天間基地移転問題」などによる国民の不信感から支持率が急激に低下、新たに代表選を経て、菅政権が誕生しました。支持率が一転回復したなかで、7月11日に参議院選挙が行われましたが、国民に対して説明が不足した「消費税増税発言」をマスコミが大きく報道し、国民に不信感を与えた結果、選挙区選挙では敗北。比例区選挙では多くの票を獲得し「えさきたかし」さんの当選を果たすことはできましたが、参議院では過半数以下に議席を減らし、ねじれ国会が生じる結果となりました。政府閣僚の問題発言も含め、多くの国民が現政権に対して、冷静に見極めようと思う結果が支持率低下に繋がっています。

私たち、自治労京都府本部としても皆さんの生活を守る立場から、新たな改革のための政権を、評価しながら見守っていきたいと思います。そのためにも、今年4月に行われます統一自治体選挙でしっかりと地盤を固め、連合京都の推薦候補ともども、府本部が推薦決定した5人の組織内候補「京都府会候補・大野征次さん、平井としきさん、京都市会候補・小林あきろうさん、藤川剛さん、京田辺市議候補・米沢修司さん」を議会へ送り届けなければなりません。

組合員のみなさまのご協力を、よろしくお願いいたします。

今年はうさぎ年です。各単組においてもしっかり「要求−交渉−妥結」、ホップ・ステップ・ジャンプを行い、共に自治労運動を推進して頂くことをお願いいたしまして年頭のご挨拶といたします。

低くなった?男女の壁

スポーツを通じてよりよい社会をめざす 2011新春対談

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1975年、国際婦人世界会議が開かれ、日本でも女性差別をなくそうという社会の動きが強まった。81年「女子に対するあらゆる差別撤廃条約」が発効、これを受けて85年には男女雇用機会均等法が制定された。99年には、男女共同参画社会基本法が成立し、各分野に女性の進出がしやすくなった。2011年新年号は特別対談として、「男のスポーツ」というイメージのある野球とラグビーの女子選手を招いた。

2010年を振り返って

山田 あけましておめでとうございます。まずは昨年のスポーツ界を振り返っていただきます。お2人の競技では、野球では、女子プロ野球が60年ぶりに復活。ラグビーでは2016年のリオデジャネイロ五輪で男女ともに7人制ラグビーが正式競技として決まりました。

橋元 昨年は、テニスのクルム伊達選手の活躍や、世界バレーでの32年ぶりの銅メダル、広州アジア大会サッカーでは、なでしこジャパンが初の金メダルを獲得するなど、女子スポーツの活躍が目立ちました。女子が男子と同じようにスポーツをするのは、時代の流れから見ても当たり前のことです。今後、女子スポーツが全体的に進出し、活躍する場ができれば、男子、女子という壁がなくなり、ハードルも低くなってくるのが、これからの世界の動きと思っています。

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川端 昨年、女子プロ野球リーグが開幕して、女の子で野球をやっているということで、子どもたちにも目標や夢ができました。私たちも1年目の選手として、このリーグを成功させなければ、という責任感を持ち活動してきましたが、とてもやり甲斐のあるリーグで、ファンの方にもたくさん見に来ていただいて充実した1年を過ごすことができました。

鎌多 昨年の大きな出来事としては、やはり7人制ラグビーがオリンピックの正式種目になったことです。これまで知らなかった人に、7人制のラグビーの存在や、女子もラグビーをやっている、ということを知ってもらえたことが大きい。しかし、まだまだ競技人口も少ないですし、ラグビーを女性がやることに対する抵抗などをいかに崩していくかというのが今後の課題になります。
そんな中で昨年は京都ウィメンズとして京都府ラグビーフットボール協会の協力で女子ラグビーを広めていこうという活動をさせてもらうことができました。それを継続していって、これからオリンピックに向けて選手が育つような環境をつくっていけたらなと思っています。

山田 このスポーツを初めてみようと思ったきっかけを教えてください。

鎌多 2005年にニュージーランドに留学していた時にラグビーを見たというのが一番のきっかけです。それまでニュージーランドがラグビーの盛んな国だということさえ知りませんでしたが、観戦する機会が多く、簡単なタッチラグビーというゲームを友だちと遊ぶことで楽しさを知りました。そこで遊んでいた人から「日本に帰ったら女子のチームがある」というのを聞き、はじめました。

川端 小学3年生の時にリトルリーグに入って野球を始めたのですが、父と兄が野球をやっていたことが一番のきっかけ。そのリトルリーグには先に女の子が1人所属していて、その子から誘ってもらったことも大きく、その子がいなければ私も野球を始めていなかったと思います。その後、ソフトボールに転向しましたが、女子プロ野球リーグができるという話を聞き、また硬式野球の練習を始めて、トライアウトを受けました。

山田 お2人の話を聞かれて、ずっとラグビーをしてこられて現在、京都府ラグビー協会のレフリー委員長でもある橋元委員長、どのように感じられますか?

橋元 いろんな活動でも言えることですが、きっかけは大切だと思います。きっかけが今のお2人を育てているという印象を持ちました。その思いをずっと持っていただいて続けてほしい。

山田 実際に競技に入って戸惑ったことなどありますか?

川端 いろんな球場に行くと更衣室や女子トイレがベンチの近くにないので、球場は男の人が使うものだと感じ、はじめは戸惑いもありました。しかし、西京極のわかさスタジアムでは、配慮していただいて更衣室も女子トイレも作っていただき、試合もしやすい環境にしていただきました。女子野球の競技人口が増えるにつれて、もっと女子も野球がしやすい球場になってほしいと思います。

鎌多 毎週日曜日に練習をしてますが、練習場所は毎回違います。中学校の監督さんに連絡しグラウンドを使わせていただくことがほとんどで、更衣室とかシャワーもありません。作られた設備がないので、いろんな人の協力を得て、運営ができているのが現状です。しかし、7人制ラグビーの認知度が高くなり、トップリーグなど公式戦の前座で女子が試合をさせて頂き、見てもらえる環境が出来ているのはいい事だと思います。

自らの生き方を選択できる社会

山田 スポーツという一面からではありますが、性別にとらわれず、自らの生き方を選択できる社会について、思うことがあれば。

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鎌多 ラグビーは明らかに男のスポーツというイメージが強く、どうしても「女性では無理だ」と判断されやすいです。現実、コンタクトスポーツでは男性には負けてしまう事は仕方ないと思いますが、それでも女性で「こんなにも出来るんだ」ということを見せる事で、イメージの払拭や女性スポーツの活動の幅を広げていきたいと思っています。

川端 一般的に女子はソフトボール、男子は野球と見られることが多いのですが、私は初めてしたスポーツが野球でした。「女の子が野球やっているの?」といわれることは今でもあります。野球がしたいという女の人はたくさんいるので、環境があれば、もっともっと女子野球の競技人口は増えていくとは思います。女子野球には男子野球にない魅力があると思うので、もっといろんな方に見ていただいて、発展してほしいと思います。

山田 地域でも職場でも家庭でも労働組合でも、まだまだ男女平等が十分に実現されているとはいえません。性別による差別は社会のあらゆる場で依然として多いということは認識できるわけですが、今、お二人の話を聞いていただいて、橋元委員長、今後の展開をどのようにお考えですか?

橋元 「男女共同参画」という言葉が出ましたけど、スポーツの世界でも、働いている世界でも一緒で、男女が平等というわりには、社会的には「男子より女子は下や」という目が、どうしてもあります。なぜかというと、スポーツの世界では体力的な違いが大きいのがありますが、組織の境界による場合があります。僕はレフリー委員会で、女子のレフリーを作ろうと活動しています。女子のチームに女子更衣室はあっても、女子レフリーの更衣室はないところがほとんどで、男子レフリーの更衣室でカーテンをして着替えている。一つの団体が女性として認識をしていないことの例です。女子と男子、それぞれのリーグの協会が独立し、そこで頑張っている人たちのためにも、「一つの人格として、一人のスポーツ選手として、どう見ていくか」。競技団体も見方を変えていかないといけないのではないかと思います。

川端 女子プロ野球選手として競技レベル向上のため日々の練習や、PR活動を行い、リーグの発展のためにいろんな努力をしています。私も仕事をしたことがありますが、消防士や警察官など、今は女性がどんどん進出し、男女の関係なくいろんな仕事ができるようになってきています。もっと男女がいろんな役割を果たして協力できるいい社会になればいいなと思います。

鎌多 選手のほとんどは社会人として働いて、終わってからトレーニングしたり、練習に行ったり、日曜日に試合に行ったりしているのが現状です。
私個人のことでいえば会社が休暇を取りやすくしてくれるなどバックアップをしてくれています。結婚されて子どもがおられる方は、家族の協力なしでは難しいかなというのが正直なところです。折角、能力があっても、環境が難しいので辞めていかれる方も多いので、男性や地域・職場の協力があれば、競技人口が増え、環境も整っていけるのではないかなと思います。

橋元 女子の野球やラグビーはこれから京都が第一歩として、市民に認知をしていただき、そのスポーツにどれだけ関心を持っていただくかが大切だと思います。労働組合も同じで、組合は何かあったら反対ばかりしているというイメージがありました。僕らもいかに市民のため、そこで働く人たちを守るための活動をしているということを市民にもアピールしていかないといけない。さらに、もう一歩ステップアップして、次にどうつなげるかを考えた時、次世代の若い人たちに引き継いでもらうということについては、これから楽しみでもあり、やり甲斐でもあります。
お二人は周りのサポートとともにチームを大きく築いていくという目標はすごいなと思います。ぜひ目標を見失わないでやってほしいですね。

政治に望むこと、今年の抱負は?

山田 民主党・菅政権、政治に対して望むことをお聞かせ ください。

橋元 支援してきた党なので、結果を求めてしまいますが、政治と労働組合は一つにはなれないと改めて感じています。その中で労働組合として要求するのは生活が豊かになれるような政治づくりをして欲しいということ。
スポーツの世界でも、日本が国際化するためには、政治が絡まないと何もできない。ニュースのスポーツコーナーの高視聴率に見られるように市民はスポーツに関心がある。そこへ女子スポーツが進出して頑張っていくことについては、政治的にも、もっと市民的な目で見てほしいですね。

川端 サッカーなどスポーツにおけるファンの一体感はすごい。女子野球の環境づくりが、これから競技人口をを増やし、ファンを増やす課題だと思うので、中学、高校でも女子野球のチームや、クラブ活動に対しサポートをお願いしたいです。

鎌多 昨年、事業仕分けで、オリンピックへの補助金が仕分け対象となりました。でも国民が求めているのはメダルという結果で、選手も結果を出すために頑張っています。期待はするけど、お金は出さないという考え方では選手もコーチも育たない。スポーツを通して社会に与える影響は身をもって感じるところなので、現場の声を聞いて頂けたらと思います。

山田 最後に今年の抱負について伺います。

川端 リーグ優勝はもちろん、もっとレベルを上げて、たくさんの方に女子プロ野球リーグを知ってもらいたい。子どもたちに目指してもらえるような大きなリーグにしていきたいと思います。個人的には、2年連続首位打者、さらにもう一つ上をめざしてがんばります。

鎌多 日本代表候補は辞退したので、これからは育成に力を入れていきたいです。チームの活動としては、感動を与えられるような試合をすること、地道な活動で女子ラグビーの存在を知ってもらい、競技人口を増やしたいと思います。そしてラグビー界を盛り上げてもらえるような人材を育てていきたいです。

橋元 労働組合も同じで、市民にどのように労働組合を認識してもらうか、味方になっていただくか。それが政治を動かす仕組みになってくると思います。京都というまちは、いろんな改革をしてきたまちなので、京都から発信する、というのは大賛成です。今年の四月には統一自治体選挙もあります。府本部は組織内候補を五人擁立していますので労働組合として、男女共同参画の問題も含め、女子のスポーツの発展のためにも協力していきたいと思います。また、今年秋には自治労全国バレーボール大会(女子・9人制)が京都で開催されます。各単組・組合員のご協力をよろしくお願いします。

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京都アストドリーム
川端有紀さん
京都ウイメンズR.F.C.
鎌多春香さん
府本部執行委員長
橋元信一
府本部副委員長
(進行)山田 均

 

元気が湧き、気力も充実

昨年、話題になったものの一つにパワースポットがある。霊験あらたかなそんなスピリチュアル(=精神的・霊的)な場所や、人それぞれ自分にとって元気がもらえる所があるはず。府本部の近くのパワースポットや私的パワースポットを紹介する。あなたの参考になるだろうか。

凛とした空気にふれて

早朝の高野山(和歌山県)

「凛(りん)」という文字がその場の雰囲気を一番表現している。

初冬の日の出直後に訪れた高野山で、体のすみずみが引き締まるような清められるような感じを受けて以降、何かと訪れる場所となった。

高野山の入口である大門付近からは、朝もやに包まれた幻想的な高野山系が望める。早朝だけに街中には観光客の姿も少なく、修行僧だけが行き交うなど、高野山の真の姿も垣間見える。

さらに、奥の院への参道は歴史上、現代を問わず多くの著名人の墓がある墓地であり、早朝の凛とした空気とスギの大木が整然と並ぶ様子におごそかな気持ちになる。

愛の木

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梨木神社(京都市上京区)

京都御所の東側、府立医大病院前すぐの所にある梨木神社。京都の中心部にあるのに静かでオアシス的な神社。ここのご神木は、葉っぱの形がハート形をした桂の木だ。

いつ頃からかわからないが、その葉の愛らしさから「愛の木」と呼ばれ、その木を撫でながら願いごとをすると叶うと言い伝えられ、信仰を集めている。最近では歌手の西野カナさんがお気に入りとのことで紹介されていた。新緑の頃、訪れてみてはどうだろうか。

厄除桃

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清明神社(京都市上京区)

平安時代、天文暦学の道に精通し、さまざまな奇跡を起こした陰陽師・安倍晴明を祀るのは堀川一条にある晴明神社。境内には「厄除桃」がある。

古来中国、また陰陽道でも、桃は魔除、厄除けの果物とされ、古事記、日本書紀などでも魔物を追い払う様が描かれている。昔話の「桃太郎」もこれに由来するといわれている。

この「厄除桃」を撫でることで、自分の厄を桃にうつすことができるとされる。

大声でストレス発散

カラオケで歌う

身近で手軽にストレスを発散して元気になれるおすすめのパワースポット、それは「カラオケ」。大声で歌えばストレス発散になり、気分もスッキリする。特に仲の良い友人となら好きな歌を気兼ねなく思う存分歌うことができる。

音楽にはもともと気分を高揚させたり、癒したりする力があるが、「歌う」ことで、より一層その効果が高まる。また、お腹の底から声を出して歌うと脳全体が活性化し、脳下垂体を刺激して自律神経のバランスや働きが正常になる。さらに歌詞に気持ちを込めれば脳が刺激され、若返りのホルモンなどが分泌され、ボケ防止や美肌効果も期待できるとか。嫌なことがあった日には大声で歌ってみてはどうだろうか。

うさぎ年は進歩の年

干支にちなんだ話から飼い方までウサギにまつわるエトセトラをまとめてみた。

「卯」は縁起がいい

卯はウサギ。素早い動きとジャンプ力が特技のウサギは、ことわざに「うさぎの上り坂」とあるように、良い方向に進む躍動感ある生き物です。このことから卯年は進歩のある年とされており、そのかわいらしい雰囲気も手伝ってウサギの縁起物は人気が高くなっています。また、家族で行動するウサギは家族愛を象徴する干支(えと)でもあります。これらのことから干支での「卯」の意味は、兎の穏やかな様子から家内安全、跳躍する姿から飛躍、とされています。

卯年生まれの人は温厚な人が多く、人間関係を上手に築いていく優しい性格の持ち主と言われています。そしてその特徴は「温厚で従順」。ただし慎重で配慮が効く反面、先走りする傾向も。この点を注意すれば何事もうまくいくのでしょう。

卯年のある国、猫年のある国

干支の由来は、神様への新年のあいさつに12匹の動物が集まり、その時の到着した順番に従って子丑寅卯辰…となったとされています。ただし、人間となじみが深い猫は日本の干支に入っていません。干支はアジアで共通して使われていることが多いのですが、中には猫年がある国もあります。タイやチベット、モンゴルの一部がそれ。猫年がある国では代わりにウサギが省かれています。それぞれの国によって十二支の動物は少しずつ違っているようです。

飼いウサギのルーツ 野生のアナウサギ

野ウサギの種である欧州などが原産のアナウサギが、品種改良されて飼いウサギが誕生。日本へは輸入などで普及した。

日本人にとってなじみが深い体毛が白くて目が赤いウサギの品種は、明治時代にニュージーランドホワイト種から作られた。近年はジャパニーズホワイトとも呼ばれている「日本白色種」がそれ。

人気の品種

絵本やCMなどで世界的に有名なピーターラビットのモデルとされているのが、ネザーランドドワーフという品種。好奇心旺盛で活発な性格だが、人に馴れやすいものと馴れにくいものがある。小型で短毛の姿が愛らしく日本では最も人気の品種となる。ロップイヤーという品種は、大きく垂れた耳と顔が丸いのが特徴で、愛嬌がある。性格が非常におとなしく、人にもよく懐くところから人気がある。

ミニウサギは要注意

ペットショップでよく見かけるミニウサギだが実際に飼って「どこがミニウサギ?」とその成長にびっくりした飼い主も多いはず。ミニウサギは雑種のウサギの子の総称であり、成長後のミニを保証しているものではない。品種改良されて成長後も小型の種はそれなりの血統のもので、値段が高いものと認識する必要がある。

ウサギの食べ物

ウサギは「水を飲むと死ぬ」というのは迷信で、反対に新鮮な水を与えなければ死んでしまう。

餌は主に、干し草や生野菜を与えるが、特に干し草は胃腸の働きを助けたり歯の異常を防いだりと、ウサギの健康維持に必要なため、24時間食べられる環境にすることが望ましい。なお、タマネギ・ニンニク・ショウガ・ホウレンソウ・チョコは中毒症状を引き起こすため、絶対に与えないように。また、生野菜などでも悪影響がないか注意する。

寂しいと死んじゃうの?

ペットウサギは体温調節が苦手なため、基本的に屋内で飼うことが必要になる。また、運動不足にならないようサークルやゲージは広い方が良く、屋内に放すなどで運動を促すことも大切だ。

ウサギを抱くことも必要最小限に抑えるなど、けがをさせないことやストレス軽減も図りたい。

ウサギの寿命は五年から十年とされる。その愛くるしい姿、しぐさで飼い主は癒されることが多い。小さな体のウサギの生態・特徴を良く知れば長生きにつながる。そしてそれが、共に楽しく暮らす秘訣となる。ちなみに「寂しいと死んでしまう」も迷信。寂しさから活力を失い、食欲が落ち、病気になって死ぬことはあるが、寂しさだけが理由で死ぬことはない。

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