2014年4月15日・5月1日合併号(第696号)

地域をつなぐ京都自治研 未来をつくる職員力

京都自治研集会8月12日(水)京都テルサ

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仕事をしていると、「こんなふうにしたら、住民サービス向上につながるかな」とか、「どうすれば市民生活がより安全で豊かなものになるかな」と思うことがあるのではないだろうか。

自治研活動(地方自治研究活動)とは、その思いを職場の仲間や市民と一緒に何とか実現しようとすることだ。

公共サービスに携わる私たちは、住民・公共サービス労働者・組合員と三つの側面が内在する。私たちの仕事を良くすることは、自らのためにとどまらず、住民サービスの向上につながる。「仕事をするなかで考えたあんな工夫も自治研活動なんだ」、「改善例を実践報告したい」など、自治研活動を通じて、あなたのアイデアをぜひ、実践に移してみよう。

府本部では8月12日に開催する京都自治研集会に向けたレポートを募集している。各単組、組合員からの積極的な協力をお願いしたい。
また、京都自治研集会で優秀レポートを決定し、作成者を10月17〜18日の第35回自治研全国集会(佐賀市内)へ招待をする。

発表レポートを募集中

レポート提出内容

  • テーマ
    自由(環境、福祉、地域活性化、人権など、自治研活動の趣旨に沿ったテーマ)
  • 字数
    おおむね3000〜4000字を目途(集会での口頭報告を前提とした「箇条書き」可)
  • 提出体裁
    1. ページサイズはA4。
    2. 文字数と行数は一ページ40字×40行。
    3. 資料は、一ページにつき約1500字としてカウントし、写真類・文字と合わせて10000文字以内とすること。
    4. 提出方法:紙ベースの原稿とデータでの原稿の両方を必ず提出。紙ベースは郵送またはFAXにて。データはメール添付またはCDにて送付のこと。
  • 提出期限
    応募予定報告 4月25日、Aレポート提出 6月13日期限
  • 提出先
    府本部
  • 優秀レポート賞
    10月の自治研全国集会(佐賀市内)にご招待!

自治労京都府本部

新入組合員歓迎集会のお知らせ

とき  6月15日(土)11:00開会
ところ ホテルセントノーム京都(京都駅八条口徒歩3分)

みなさんの先輩である青年部組合員が、歓迎集会を盛り立てる。

参加申込の受付をしています。詳しくは各所属組合まで。

自治労京都府本部

スポーツ大会

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■ 開催日程

軟式野球大会/八幡市民スポーツ公園グラウンド
5月17日(土)9:00
5月24日(土)10:00

バレーボール大会/城陽市総合運動公園市民体育館
5月28日(日) 9:30

フットサル大会/八幡市民スポーツ公園体育館
5月31日(土)11:00(時間調整中)

奏でられる旋律に安らぎの時間

花いっぱいのアースデイコンサート

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美しい音色に心が癒される時、人はこんなにも幸せな気持ちなるものなのか。4月15五日、文化パルク城陽のふれあいホールは、日々の喧騒を忘却するような深く安らいだ時間が流れた。

京都市交響楽団(京響)音楽家労組によるフルート・オーボエ・ピアノのトリオ演奏。花をテーマにした音楽が聴衆の心に沁みこむ。よく耳にする電気信号を介した音楽と違い、楽器からの直接音が、三重に調和しながら鼓膜を通じて脳内を震わせる。音楽は、人の心を励まし、また豊かな気持ちにし、時には大きな感動を与えてくれる。その瞬間がホールに生まれた。

地球環境について改めて考える場所としてのオープニング企画。初めての南部開催となったが、参加した七十二人の組合員とその家族からは「こんなに素晴らしい演奏が聴けてたいへんよかった。」「京響のメンバ―はさすがに洗練されている。クラッシック音楽を堪能できた。」と絶賛の声。

アンコールを終えた演奏者に惜しみない拍手が送られ、コンサートは幕を閉じた。

伝統的な酒造りや歴史を学ぶ

青年部施設見学会学習会

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府本部青年部は、3月15日、伏見区にある酒造会社「月桂冠大倉記念館」の施設見学会を開いた。11単組34四名の参加があった。
初めに、専属スタッフから説明を受け、伝統的な酒造りの仕組みや、歴史などを学んだ。また、古くから酒造りが、経済・行政と密接な関係にあったことを知った。

古来、月桂冠は日本の一大酒造として、地域に貢献してきた。その企業の歴史の変遷を辿ると、当時の労働者の心境が伺える。現在では機械化された作業でも、当時は労働者の手作業。重労働を少しでも和らげるため、唄を歌い心と体の動きを合わせたり、道具に「狸」「狐」といった個性的な名前をつけたり、自分達の力で労働環境を楽しくする工夫をしていた。

労働組合の概念もない時代、唄で団結し、ユニークな道具に囲まれて頑張っていた当時の労働者を思うと、「自分たちも奮起しよう」と機運を高めることができた。

最後に、そのような思いを受け継いだ酒の利き酒体験ができ、団結の決意をさらに強めることができた。

成果や課題を共有

近畿地連組織拡大アクション

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4月12日と13日の2日間、神戸市で近畿地連組織拡大アクション21が開かれた。集会には、各府県の組織拡大担当役職員と公共民間労組、臨職・非常勤労組の代表ら60人が一同に会し、組織の拡大に向けて取り組んだ成果や課題などを協議した。

忘れないフクシマ・人間の復興を

京都平和フォーラム

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福島原発事故から3年が経過した3月23日、ハートピア京都で「チェルノブイリ・フクシマの集い」が開催され、府本部から11人が参加した。

主催者挨拶のあと、福島大学準教授の荒木田岳さんから、福島原発事故と「人間の復興」と題した講演を受けた。

荒木さんは、「福島の人々は絶望の中で、今この瞬間も被爆し続けながら暮らしています。こうして見殺しにされ、忘れられようとしているわが町・福島の姿を伝えたいのです。そうすれば、まだこの歴史を変えられるかもしれない。」と訴えた。

その後、堀切さとみ監督の映画「原発の町を追われて〜避難民・双葉町の記録」が上映され、引き続き、NPO法人市民環境研究所代表の石田紀郎さんから「究極の公害・福島原発事故」と題した講演を受けた。

最後に、チェルノブイリ・フクシマの被災地との連携をさらに強め、この国の原子力推進を、方向転換させることを決意表し集会が終了した。

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