2017年7月1日号(第755号)

府本部第1回共済集会

じちろう共済の優位性を学ぶ
共済活動を活用した組織強化に取り組もう

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6月16から17日、第1回共済集会を滋賀県草津市のクサツエストピアホテルで開催した。15単組から単組役員や担当者ら45人が参加した。

はじめに高橋委員長は「共済の知識を深めていただき、単なる保険事業ではなく、ともに助け合う制度として安心を提供しつつ可処分所得を増やすことで組合員に還元し貢献できることを理解していただきたい」とあいさつをした。

全労済で人事異動があり4月から府支部に配属された中西光祐(なかにしこうすけ)さんが集会で紹介された。埼玉県出身の22歳。中西さんは「まだまだ不慣れなところがありますが、早く仕事になれるようがんばります」と決意を述べた。

1日目の研修は、自治労共済事業推進部の藤畠副主査が、共済種目の基礎説明を行った。団体生命と退職後に必要な資金や長期共済の特徴を解説。推進面では「やらされた感ではなく、やってみようと思えること、取り組みの意識を改めて知ることが大事」と述べた。

2日目の基調講演で自治労共済本部の秋葉常務執行役員は、共済の優位性と共済活動を活かした組織強化を述べた。

続く研修会ではサーティファインドファイナンシャルプランナー(CFP)の市川貴博さん・生活経済研究所長野主任研究員が、自動車共済について分析した内容に触れた。意外と知られていない自賠責保険の制度や自動車保障は何のために加入するのか「万が一、事故を起こしたときに、大変な額の補償を賠償する事態になるかも知れない。その時に困らないために保障内容を理解し、マイカー共済と他損保商品との違いをしっかり伝えることで組合員の可処分所得に最大に貢献することができる」と推進する意義を述べた。

府支部では「じちろうマイカー見積もりキャンペーン」を実施中。共済活動の推進をはかる。見積もりをされた方にもれなくハッピちゃんグッズをプレゼントする。所属の組合または、府本部に問合せをしていただきたい。

「地方創生」ブームの危うさ

NPO法人京都地方自治総合研究所 2017年度総会記念講演

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6月6日、京都地方自治総合研究所が、記念講演を開催。真山達志教授(同志社大学政策部)による、「『地方創生』ブームの危うさと今後の課題」と題した講演が、ハートピア京都で開催された。

真山さんは「『地方創生』が生まれた背景として2015年統一地方選挙で票を獲得するため地方対策が必要であった。石破前党幹事長を排除するために政治的な都合で用意されたという政策面が拭いきれない。それが地方創生が持つ違和感の大きな原因の一つである地方創生は政策理念がない」と述べた。

また、「地方では問題認識や課題の設定ができていない。地方は政策形成能力を持ち、冷静な現状分析に基づく問題の把握や問題の課題の抽出を図るべきである」と語った。

府本部公企評水道・下水道部会職場実態交流会

人員確保が大きな課題

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府本部公企評は、6月8日府本部会議室で水道・下水道部会職場実態交流学習会を開催した。9人が参加した。

はじめに平岡議長が「同じ水道課、下水道課という職場でありながら、自治体によって業務内容や運営方法は異なり様々な課題がある。本日の学習会は、普段仕事をする上で困ったことや課題などを持ち寄り、共有することで各職場でのスキルアップを図るとともに住民サービスの向上に活かしてほしい」と主催者を代表してあいさつを行った。

学習会は吉村事務局長の進行で事前に集めた調査票を元に、人員配置や設計積算、施工管理などの課題について意見交換を行った。民間委託化や人事異動などで経験ある人材の確保が難しく老朽管の更新も年間1%程度しか進んでいないなど、人員確保が大きな課題として挙げられた。

トラブル防止、住民サービス向上のため、職員間の研修や対応マニュアルの整備をおこなっている自治体があり参加者は全体で共有した。

環境面の大きさを知る

府本部女性部

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6月10日、府本部女性部の環境学習会として京都市営地下鉄東西線の醍醐車庫を見学した。19人が参加した。

職員の案内で地下の車両基地へと入った。地下2階に検車場と整備場、地下3階に留置線と2層構造でその巨大さは圧巻だった。

点検整備中の車両があり、台車から外された車両下部の自動運転装置まで見ることができた。烏丸線の手動運動と違って、東西線はワンマンの自動運転であるということに驚かされた。レール整備のための作業車両等様々な機器を見学し、最後に車内から車体洗浄装置での洗車も体験した。

環境対策として客室の蛍光灯のLED化を進めており30〜35%の節電になることや、ブレーキの減速力を電気に変換した還元率は約35%になることを学んだ。東西線は6両編成で定員は600人。

日常利用している交通機関の地下鉄のことを詳しく知ることで環境についてを考えることができた。

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