2004年4月11日号(第468号)

安心の年金制度実現へ全国行動

負担増・給付削減だけの政府案を撤回しよう 連合京都円山集会、雨の中2000人が怒りのシュプレヒコール

photo

今国会最大の焦点である年金改革。連合は抜本改革なき負担増・給付削減でしかない政府案の撤回を求めて全国統一行動に取り組んだ。連合京都の集会では「こんな政府案はいらない」と声を大にし、安心して暮らせる社会の実現をめざすアピールをした。

政府の年金法案は「改正」からはほど遠く、国民年金への不信の表れである空洞化対策、国庫負担の2分の1への引き上げ、パート労働者の厚生年金への適用拡大など、重要なことはすべて先送りしている。またしても「大幅な給付制限と保険料アップ」のみを先行させるものとなっている。

連合はこの「抜本改革なき給付制限・負担増の撤回」と、真の年金改革実現に向け、全組織をあげた国民運動として取り組んでいる。

3月30日には全国47都道府県で連合の仲間が「安心と信頼の年金改革を!全国統一行動」を展開し、「こんな政府案いらない!」と怒りのシュプレヒコールを行った。

円山野外音楽堂で開かれた連合京都の集会には、降りしきる雨の中、2000人を超える組合員が集まり、政府案の撤回を求めて国民と行動を結集する決意を固めた。木戸会長は「なんとしても安心と信頼の年金制度をつくり上げていかなければならない」とあいさつ、来賓として出席した福山哲郎参議院議員も、連合と連携を取りながら民主党として最大限闘う決意を示した。

連合はこの全国統一行動を皮切りに、4月の法案審議に対応した国会前座り込み行動、民主党などと連携した週末の街頭宣伝、新聞の意見広告、テレビCMなどを行う。

福山哲郎さん参院選へ決意

民主党躍進の集い 菅代表「京都の活躍を日本全体に」

photo

3月27日、民主党京都府連は昨年の統一自治体選挙と衆議院議員選挙の結果を受けて「躍進の集い」を開いた。民主党は先の衆議院選挙では京都で議席数と比例投票数で自民党を上回り、正に責任政党へと躍進を果たしている。

会場は1300人を越える支持者や関係者で熱気に溢れ、壇上には前原、山井、泉、玉置、福山、松井の6人の国会議員が勢ぞろい。来賓として山田知事、桝本京都市長、代表の菅直人氏が駆けつけた。菅代表は「京都の活躍を日本全体に広げ政権交代を実現したい」と激励した。

府連会長の福山哲郎参議院議員は「一期6年間、日本の政治を良くするために全力を尽くしてきた。まだまだやり残していることがたくさんある」と次期選挙に向けて強い決意を表明した。

府本部も支持者を拡大し参議院選挙に勝利するため、闘いを強化する。

イラク撤兵求め行動を

京都平和フォーラム、米沢代表が再任

自治労など10産別、単組で構成している京都平和フォーラムは3月23日、京都市内で第5回総会を開催、役員代議員40人が出席した。

フォーラムは1999年に結成され、原水禁大会、沖縄平和行進、食とみどり水を守る全国集会、合成洗剤追放、脱原発など、平和・環境の課題に取り組んでいる。昨年度は米英によるイラク攻撃と自衛隊のイラク派兵という事態に対して、街頭宣伝行動、集会、デモなど抗議行動を精力的に進めてきた。

総会では、自衛隊のイラクからの撤兵を求め続けて行くこと、憲法の平和理念・第9条をめぐる危険な動きに積極的に対応していくことなどを確認。新年度役員に米沢代表幹事(自治労)、今井事務局長(日教組)を選出した。

総会後、大阪平和人権センターの和田長久さんが講演し、アメリカの軍事戦略に日本が参加する危険性を指摘した。

自治労の仲間の声を国会へ

組織内参議院議員たかしま良充さんが京都を駆ける

7月の参議院選挙まであと三カ月。府本部は自治労組織内議員の「たかしま良充」さんの再選をめざし、全単組あげての取り組みを呼びかけている。去る3月11日と12日には、たかしまさんの府内キャラバンを実施。たかしまさんは南部と市内単組を精力的に周り、各単組の春闘期の闘いを激励、多くの組合員と対話した。

photo photo photo

photo photo photo

組織強化、各種選挙活動に全力

南部ブロック協議会が総会

南部ブロック協議会は3月24日、2004年度総会をホテルセントノーム京都で開いた。

総会には11単組41人の代議員が出席。冒頭、青山議長(宇治田原町職)が「2003年度は学習会を開くなど組織強化と組合員の結束を図った。各種選挙活動に積極的に取り組み、民主党躍進に力を発揮することができたが、八幡市長選挙では連合とのあり方を考えさせられるものとなった」とあいさつ。2004年度活動方針と予算の各議案が満場一致で可決された。来賓として府本部の木村委員長と連合南山城地協の後藤議長も駆けつけた。

総会終了後の懇親会では、大野征次自治労組織内府会議員や民主党所属の各級議員と日頃の活動について意見交換、単組間の交流を深め合った。

2004、2005年度の活動は今西議長(井手町職)と家村事務局長(京田辺市職)を中心に推進される。

JI-UP京都「指定管理者制度」テーマに

5月9日交流学習会を開催

JI―UP京都は交流学習会を5月9日(日)午後1時30分から、京都市健康保険組合保養所「きよみず」で開く。

学習会は「指定管理者制度」を主なテーマとして、自治労組織局(産別建設センター)の小畑精武さんと森田龍雄さんから講演を受ける。私たちに関わる制度として、その問題点と対応を学習する。学習会の後は懇親会を行い、日頃の活動や直面している課題などについて自由に意見交換してもらう。

学習会に入る前には好評の京響音楽家労組によるオープニングコンサートも予定。今回はどのような素晴らしい演奏が聴けるか楽しみだ。

今後の共同行動に向けて有意義な時間が持てればと考えているので、みなさん、ふるって参加を。

『自治労きょうと』一覧に戻る