2008年2月15日号(第569号)

かどかわ大作さん、当選!

府本部総力のたたかい結実…京都市長選

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2月17日に投開票の京都市長選挙で府本部推薦のかどかわ大作さんが当選を果たした。府本部の総力をあげた戦いが結実した。労働者の立場を理解できる市長の今後の施策に期待するとともに、各単組組合員、ご家族の支援・協力に心から感謝する。この京都市長選では、与野党相乗り批判や投票率の低下で非常に厳しい状況となったが、民主党府連・連合京都も全力で挑み薄氷の勝利を手中にした。府本部は、自治労京都市職・学職労・学給労を先頭に市内・南部単組が取り組みを展開、厳寒の日々を闘いきった。

なお、八幡市長選では、自治労組織内候補として立候補したふくだ勇さんが僅差で惜敗した。

府本部の08春闘方針を確立

あらたに4役員を選出…第149回中央委員会、2月7日に成功

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府本部は、第149回中央委員会を京都市本能寺文化会館で開催した。今中央委員会では、08春闘方針と当面の闘争方針、第一次補正予算を可決・承認し、今後の取り組みを確認した。また、新書記次長に高橋直樹さん(自治労京都市職)を選任、さらに新規加盟組合の承認を行った。

「特徴的な情勢と春闘方針として、これまでの自民党政治により、国民の安心と安全が崩され、医療や福祉政策が置き去りにされようとしている。一方、地域格差に加え経済格差もますます拡大している。連合・自治労は労働分配率を高め、実質1%以上の賃上げと臨職・非常勤労働者の賃金労働条件の向上を求め、労働者全体の底上げを図る。ワーク・ライフ・バランス=『仕事への関わり方に留まらず、充実した生活や地域活動への積極的な参加と、公正労働基準の確立や子育て・介護支援策など政策・制度の改善』=を労働組合自らが主体となって、社会的な運動を作り上げる必要がある。」と提起し全体で確認した。

当面の闘争方針は、昨年から本格化した公共サービスキャンペーンの積極的展開と「公共サービス充実に関する自治体政策要求書」の府・市等自治体要請や協力政党など各種団体要請の実施。公契約条例の実現に向けた取り組みや、地方財政確立をめざす府本部学習会の開催。そして、組織強化拡大として新規採用者への対応や専門部・評議会との連携強化を共通課題として取り組むことを決定した。

役員の欠員補充として、岡本書記次長辞任に伴い、自治労京都市職から高橋直樹さんを新たに選任し、市内乙訓ブロック事務局長の山田博之さん(自治労京都市職)、青年部部長の小早川厚拓さん(国保労組)、公営企業評議会事務局長の杉本昭仁さん(福知山公企労組)を府本部執行委員として選任した。また、岡本さんは連合京都副事務局長として特別執行委員に承認された。

結成60周年など祝う

京都市学給労が記念式典

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【京都市学給労発】京都市学給労結成60周年・学校給食研究会発足30周年記念式典・2008年学給労旗開きを2月1日、約360名の参加のもと京都ホテルオークラにて開催した。

実行委員会代表としてあいさつした丹波執行委員長は「学給労は1948年、身分保障と労働条件の改善を目標として結成された。また、学校給食研究会は発足30周年を迎え『子どもたちが喜ぶ学校給食』をスローガンに活動を続けてきた」と報告。正規職員となるまでの長い道のりと組合員の生活と権利を守るため60年間にわたり学給労を支え励まし続けた、多くの先輩の苦労と情熱に感謝の意を表明。さらに、一層重要さを増す食教育を次の世代を担う子どもたちに「安全で安心の手作りで心のこもった学校給食」を原点として、全国の仲間と連携して取り組む決意が述べられた。その後、来賓に桝本市長・門川前教育長、民主党前原誠司副代表、労働組合から自治労京都府本部木村委員長など多くの皆様より祝辞を受けるなど、盛会のうちに閉会した。関係の皆様に心から感謝を申し上げる。

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