2009年7月1日号(第602号)

ワーク・ライフ・バランス社会の実現に向けて

府男女共同参画課交渉を実施 6月12日

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男女平等産別統一闘争期間中の6月12日、府本部は京都府男女共同参画課と、男女平等社会の実現にむけた交渉を実施した。府本部側から橋元執行委員長を先頭に5人の交渉団、京都府からは、長M英子男女参画監ら5人が出席した。

要求内容は「男女共同参画推進条例の実効性の検証と自治体での条例策定具体的策定の推進」「審議会・行政委員会等への女性登用」「女性職員採用や管理職登用の増大」「事業者・組織に雇用における実質的な男女平等の実現」「各自治体女性センターの支援と充実」、「次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画の充実・改善」など。さらにDVやセクハラへの対策推進、ワークライフバランス社会実現への着実な取り組みを求めた。

府は、「各自治体によっては取り組みに違いがあり推進がはかれていない、男女平等社会の実現をめざして共通の認識をもつこと、さらに自治労からもぜひ協力を受け、取り組みを進めていきたい」との回答のほか、各要求項目に対する施策内容や、事業の推進状況を説明した。

府本部は、自治労として協力する立場であることを伝えた上で、一層の施策の前進を強く求め、交渉を終えた。

人勧期中央行動に結集を

人勧期の諸要求実現へ

自治労は09人勧期の要求実現にむけ、下記のとおり諸行動を実施する。行動目標は下記4点。

  1. 公平・公正な官民比較を行い、月例給与水準の維持。
  2. 公務員労働者の生活を守るため、必要な一時金支給月数の確保。
  3. 非常勤職員の雇用確保と処遇改善の実現。
  4. 本年の勧告・報告に当たっては、十分交渉・協議、合意すること。

具体的には、7月14日には臨時・非常勤等職員の仲間と1000人規模の人勧期第1次中央行動を、7月24日には4000人規模の人勧期第2次中央行動を配置した。また第4次にわたる全国統一行動と個人要請はがき行動を実施する。各単組の積極的な参加・行動をお願いしたい。

仲間づくりを楽しく学ぶ

ユニオンカレッジ開催 6月26日〜27日

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組合を担う「人材」を育てよう…府本部は6月26日から2日間、「2009ユニオン・カレッジ」を、城陽市・プラムイン城陽で開いた。単組幹部や府本部活動の中心を担う人材の継続的な育成をめざしている。9単組から24人の受講生が参加。「楽しく、親しみやすく、わかりやすい」参加型のグループ・ワークを中心としたカリキュラムにもとづき、学習と交流を行なった。

第1日は、まず受講生同士2人ずつのペアでお互いを紹介しあう「他己紹介」で緊張を解きほぐした。講座T「アサーティブな仲間づくり」では、ユース職組の大熊晋さんから、自分も相手も大切にした、誠実で率直で対等なコミュニケーションの取り方について学んだ。講義U「What's jichiro」では、府本部役員から、多岐にわたる自治労運動の説明をクイズを交えて学習。その後、バーベキューでの交流会で各単組の状況などを語り合い、第1日を終了した。

第2日は、講座Uのクイズの答え合わせからはじまり、アトリエエム(株)の三木啓子さんから講座W「職場のハラスメントの対応について」を学習した。

受講者からは、参加型ワークを「理解が深まる」「聞くだけでなく自分の問題として講義に向かうことができた」とする意見とともに、カレッジ全体に対しては、「体系的な組合運動を学ぶいい機会になった」「また参加したい」として評価する感想が多く聞かれた。

全員野球で京都市職が優勝

8月・和歌山での地連大会出場へ

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府本部は6月13日、第31回自治労スポーツ大会京都府大会・軟式野球の部第2日(準決勝・決勝戦)を開いた。4チームによる激戦の結果、自治労京都市職が優勝。準優勝は福知山市職連となった。

準決勝第1試合は、自治労京都市職が猛打爆発、国保労組に29対0で圧勝し決勝戦へ進出。第2試合は、福知山市職連が京田辺市職を4対2で下した。

決勝戦は、自治労京都市職が3回表、1アウト1.2塁のチャンスから連続ヒットで2点を先制した。福知山市職連も6回に2点を返すものの、7回に5点をあげた京都市職が、9対2で栄冠を手にした。

晴れの表彰式を終えて、にこやかな萩崎監督代行に、府本部大会の感想を聞いた。「どの試合もしんどい試合でしたが、全員野球でつないでつないで、みんなで勝ち進んできた、そんな思いです」。次に、8月に和歌山で開催される地連大会に向けて一言「昨年は京都での地連大会でしたが、わがチームの結果は残念なものでした。ひとつでも勝てるように、全員野球でがんばります!」。

現評が知事に要求書を提出

6月17日

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府本部現評は、6月17日京都府山田啓二知事宛の「労働を中心とした福祉型社会実現に向けた要求書」を、自治振興課に提出した。今回提出した要求書は、自治体職員の人員確保、賃金・労働条件の改善、財政確保などの要求項目を盛り込んだ。特に公共サービス基本法の理念を具体化するため京都府に対しても制度づくりを要求した。

府本部現評では、この要求書提出を、9月から10月に全国で取り組まれる「現業・公企統一闘争」へつなげる取り組みとしたたかいを進める。

今後の保育にどう向き合うか

学童・児童館職員・保育士集会開催 6月14日

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府本部は、6月14日(日)、木津川市たんぽぽユニオンと宇治学保労組とともに、木津川市立中央交流会館いずみホールで、第4回京都府内学童保育・児童館職員・保育士集会を行った。

保育関係職場では、民営化や統廃合問題、新たな認定子ども園を含む幼保一元化の動きがある。学童については、放課後子どもプランが実施され、職場では過重労働や運営上の困難さなど課題が山積している。今回の集会では、さまざまな問題を抱えて生活している子供たちに、これから職員としてどう向き合っていくのかをテーマとして学習を深め保育の質を高めることを目的とした。

午前中は「子どもとのコミュニケーションを促進するためのトレーニング」を講師・大熊晋さん(ユースワーカー)から体験学習を受けた。

午後からは、第1分科会「発達に遅れがある児に向き合う」講師:佃宗紀さん(小児科医師)、第2分科会「学童保育児童館の現状と政策課題について」講師:佐藤千恵子さん(自治労本部保育部幹事)の学習があった。明日からの保育にどう向き合うべきかを考えるきっかけとなった。

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