2011年5月1・15日合併号(第641号)

まけるな宮古・岩手 がんばろう東北

支援行動に全力 東日本大震災

3月11日に発生した地震により被害を受けたすべての皆さまに心からお見舞い申し上げます。自治労は3月30日に決定した自治労復興支援活動計画に基づき4月11日から支援活動を開始した。府本部からも5月10日現在、第4グループまで計20名が岩手県宮古市で復興支援活動を行った。

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新里トレーニングセンターの支援物質

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物資搬出作業

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宮古第二中学避難所

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愛宕小学校避難所

第1・2G報告

第1グループは4月10日早朝に京都駅に集合。メンバーの顔合わせの後、橋元府本部委員長からあいさつを受け出発した。午後5時過ぎにベースキャンプである「宮古ホテル沢田屋」に到着。その後の全体会議で各県の任務割り振りが説明され、京都は滋賀・奈良の3県で「新里トレーニングセンター」ほかでの支援物資の搬入搬出作業が任務となった。

第2グループも同様の作業となり、具体的には主に午前中は荷物の受け入れ、午後からは自衛隊の指示でそれぞれの避難所に食料などを輸送トラックに積み込むのが任務となった。

ここでは、自治労だけでなく「宮古市職員・他県の派遣職員・ボランティア・自衛隊など」のみなさんと復興への思いを一つに団結して、できる限りの活動ができた。今後も「自治労の復興支援」が続き、復興への思いや団結力がより大きな力となり、一刻も早くの復興を願っている。

第3・4G報告

第3グループは、4月23日から移動日を含め9日間、岩手県宮古市にある宮古第二中学校の避難所で支援活動を行った。約90人の被災者が生活するこの避難所では、自らも被災者であるボランティアのリーダーを中心に、近隣の学生ボランティアと宮古市職員らが連携して支援にあたっていたが、この度学校が再開し、ボランティアが不足するため自治労に要請があった。「できることは自分達で行う」という避難所のスタンスの中での主な活動内容は、市職員の補助、自衛隊が運んでくる朝昼夕の食事の配膳や後片付け、清掃、被災者との交流など。

今回、市職員やボランティアの方と話する中で、「ボランティアとして来てくれるのはありがたいが、なるべく多くの現場を見てほしい」とよく言われた。被災者でない私たちにできることは、この震災で起きた現実を自分の目で見て恐ろしさ、悲惨さを胸に焼き付け、万が一自分の身に災難が訪れた時に被害を最小限にするための教訓としていくこと。そして、みんなが一緒になり、災害を乗り越えるという目的に向かって歩んでいくことだと感じた。

つづく第4グループは、2名の女性組合員も参加し愛宕小学校の避難所での支援活動を行った。

【派遣メンバー】

▼第1G…三尾敏郎、澤井明夫(以上京都市職)、中谷博一(京都府職)、伊藤孝一(ユース職組)、西沢弘(府本部)
▼第2G…中嶋均、福村律(以上城南衛管労組)、松本達史、林竜一(以上京都市職)、山田均(府本部)
▼第3G…石川彰人、藤本恭弘、竹浪祐介(以上京都市職)、栗山淳彦(城南衛管労組)、中原慎太郎(府本部)
▼第4G…西尾純二、國生哲、土谷こころ(以上京田辺市職)、瀬戸明美(木津川市職)、江藤嘉紀(国保労組)
お疲れ様でした。

《被災地の状況》

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米沢さん当選 京田辺市会議員選挙

公共サービス再生めざし各推薦議員と連携強化を

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第17回統一自治体選挙後半戦(市町村長・市町村議会選挙)が4月24日に投開票され、府本部組織内で京田辺市議選に2期目の挑戦をした米沢修司さんが、民主党に対する逆風の下、労組票や地元票を固め当選を果たした。

一方、京田辺市長選挙で石井明三さん、向日市長選挙では久嶋務さんをはじめとする府本部推薦候補も数多く当選を果たした。

府本部は、自律的労使関係における首長や自治体議会との関係を展望し、地域住民の生活を支える公共サービスを再生させ、市民自治を基本とした分権改革を進めるため、組織内・推薦議員と連携を強化し、政策実現に向け運動を推進する。

つながろうNIPPON

太陽が丘で京都中央メーデー 4月29日

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連合京都は4月29日、働く者の祭典「第82回京都中央メーデー」を宇治市の太陽が丘で開催。東日本大震災の復興支援として「笑顔で元気をとりもどそう!つながろうNIPPON」をスローガンに、式典とイベントを行った。会場には、約18000人の組合員や家族が参加した。自治労からは、京都市内と府南部単組を中心に約900人が結集。イベントでは、地元ママさんブラスujiによるオープニング演奏や京都サンガFCのコーチによるサッカー教室、大抽選会などを行った。

式典では、細田一三会長が統一自治体選での協力に感謝を述べた後「日本社会全体が希望の光を見出せるよう、希望と安心の社会をめざし知恵と力を結集しよう」とあいさつ。最後に、「震災からの復興と生活の復元、働くことを軸とする安心社会」の実現をめざすメーデー宣言を採択し、全体のガンバロー三唱で閉会した。

青空のもと野球できる日常に感謝

府本部スポーツ大会開催 5月14日

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府本部は5月14日、第33回自治労スポーツ大会府大会、男子軟式野球の部(第1日)を八幡市運動公園グラウンドで開いた。開会に際し、府本部山田副委員長が「自治労は現在東日本大震災復興支援の取り組みを行っている。青空のもと野球ができる日常を喜び全力でプレーを」とあいさつ。来賓には大野征次府議が激励に駆けつけた。

今年は6チームが出場し、予選2試合を行った。第1試合は、京田辺市職と久御山町職が対戦。京田辺は相手投手の立ち上がりを攻め初回11点の猛攻。その後両チームとも得点に至らず5回コールドとなった。第2試合は木津川市職と福知山市職連が対戦。2回裏福知山は連続長打などで3点を先制。その後追加点をあげ、結果福知山市職がコールド勝ちを収めた。

準決勝、決勝は6月18日に鴻ノ巣山運動公園野球場で、自治労京都市職VS福知山市職連・京田辺市職VS八幡市職労の4チームが対戦する。順延した女子9人制バレーボールも6月18日に試合を予定している。

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