2012年2月15日号(第655号)

全単組で労使関係ルールの確認を

府本部157回中央委員会

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府本部は八幡市長選挙期間中である二月九日、第一五七回中央委員会を八幡市文化センター小ホールで開催した。中心となった議題は、二〇一二春闘をたたかう方針の決定。会場討論を経て、すべての議案が可決・承認された。出席中央委員は、一八単組三十六人(女性参画率は二二・二二%)。

冒頭、あいさつに立った橋元信一執行委員長は、公務員制度改革など厳しい国政の状況にふれ、「民主党政権への評価は様々な意見があると思うが、先日『国公給与削減案七・八%引き下げで三党合意、人勧も実施へ』という報道があった。中央本部委員長が総務大臣に確認したところ、最終的に民主党は合意していないことが明らかになっている。報道が誘導的に公務員給与削減など国民を煽っている一例として紹介したい。私たちの思いを遂げるのは民主党政権しかないと信じて、二〇一二年の自治労運動を推進したい」と訴え、最後に「京都市長選は門川市長が再選を果たすことができ、組合員のみなさんに感謝申し上げる。八幡市長選挙でも最大限の取り組みを」と訴えた。

議事に入り、経過報告では、二〇一一賃金確定闘争、現業・公企統一闘争などの取り組みが報告され、府本部財政の中間決算報告および監査報告が行われた。

経過報告の承認を受け、議案を提案。第一号議案「当面の闘争方針案」では、二〇一二春闘を取り巻く情勢や自治労方針にもとづき、府本部春闘の取り組みを提案。各職種・職場に応じたこれまでの要求書モデルに加え、新たな自律的労使関係制度を見据え、すべての自治体単組で労使交渉の基本的なルールを確立するための「労使関係ルールに関する基本要求書」のモデル案を提示した。第二号議案では、専門部・評議会等の役員交代に伴う執行委員の変更を提案。会場討論を経てすべての議案について可決・承認を受けた。最後に闘争宣言を確認し、植田副委員長の力強い団結ガンバローで閉会した。

会場発言・答弁

第一五七回中央委員会・方針討議での質疑要約は次のとおり。

▼京都府職・井上中央委員
(経過報告)大阪府・市の独裁的な手法に対する取り組みとは何か。(議案)二点質問する。1. 自律的労使関係の中で、人事院、人事委員会がなくなった場合、どこを基準に闘争をするのか 2. 脱原発について、原発の再稼動についても反対の方針か否か確認したい。

▼八幡市職労・山本中央委員
市長選に配慮いただきこの地で開催したことに感謝する。私たちの思いが通じる市長を誕生させるために更なる支持拡大をお願いしたい。

▼京都市職・楳田中央委員
京都市長選挙についてお礼と報告。市職として市長選に向け市民アンケートを実施し、その結果を一定評価し、政策協定を結び推薦決定をした。市長がマニフェストにも掲げる公契約条例など、労働組合として協力しながらよりよい市政のためがんばりたい。

▼国保労組・西村中央委員
事業仕分けで審査支払機関の統合が決議され、「医療費レセプト審査事務の統合問題等に関する自治労の考え方と当面の取り組み」についての要請書を府本部委員長と連名で国保連合会理事者へ提出する取り組みを行う。各市町村の皆さんの意見、自治体首長の意見により、方向性が左右されるので各単組のご協力をお願いしたい。

【府本部答弁】

(経過報告)大阪については、中央本部と相談しながら、近畿地連としてひとつになって対応する。

(議案)人勧廃止後の新たな労使関係制度の具体化について、中央本部では国公の取り扱いとの整合性と消防職員に団結権を付与することを基本に、地方公務員の勤務条件に関わる中央協議システムの構築に向け、総務省対策を引き続き強化するとしている。中央で自治労と地方三団体等が交渉して一つの目安を確立し、それを受け県本部ごとに指標確立の交渉を行い、地域に波及していくような地公のシステムづくりを進めている段階だ。

脱原発の取り組みについては、再稼働なしで電力需要が賄えるかどうかの現実問題を見据えながら、基本的なスタンスは再稼動廃止で取り組みを進めたい。

八幡市長選の取り組みについて、府本部としても京都市長選に続く勝利をめざし全力で取り組みたい。京都市長選挙後の公契約条例制定に向け、単組と歩調を合わせた取り組みを進めたい。

国保労組の統合問題における要請書の提出行動について、慎重な統合問題への議論をお願いするため、府本部としても各自治体単組の協力を仰ぎながら実施していきたい。

京都市長選 かどかわさん再選

八幡市長選 長村さんは及ばず

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二月五日投開票で行われた京都市長選挙で府本部が推薦した、かどかわ大作候補が二回目の当選を果たした。過去四番目に低い投票率の中、門川さんは二十二万票余りを獲得し、前回競り合った相手候補に三万一七〇〇票余りの差をつけ退けた。一期四年の実績と行動力が評価され、市議会与党や経済界、連合京都などの組織力を生かしたたたかいとなった。

また、二月十二日投開票で行われた八幡市長選挙では、府本部が推薦した長村善平候補は市議としての経験から「八幡市の改革」を訴えたが及ばなかった。

ご支援・ご協力いただいたすべての単組、組合員、ご家族のみなさまに感謝申し上げる。

お喋りや食事で楽しいひととき

京田辺市職女性部

京田辺市職女性部は、食事を楽しみながら組合員相互の交流を図り、親睦を深めるため、十一月二十五日にホテルグランヴィア京都で食事交流会を開催しました。交流会には三十三名が参加しました。

今回の交流会は、ディナーバイキングで、和食から洋食、デザートまでどれを食べようか迷ってしまうほどたくさんの料理や、できたてのタイムサービス料理をお腹いっぱいいただきました。

平日夜の開催ということで、短い時間での交流会となりましたが、おしゃべりや食事にとても楽しいひとときを過ごすことができました。また、普段お話する機会が少ない職場の方々とも交流を深めることができ、このような交流の機会の大切さを実感しました。

今後も、よりよい職場環境をめざして、組合員同士の交流を図り、より多くの組合員が参加できる活動を取り組みたいと思います。

仲間の支え合いで難局を乗り越えよう

府本部現評が旗びらき

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府本部現業評議会は、一月二十八日にリーガロイヤルホテル京都で二〇一二新年旗びらきを九単組六十名の参加を得て開催した。

開会にあたり主催者を代表して川戸英美議長は、「現業というだけで差別的な攻撃が行われている。私たちは住民生活の縁の下の力持ち、安心な社会、安全な生活を支え続けてきた。今後も激しい攻撃が予想されるが、今日ここに集った仲間の支え合いで乗り越えていこう」とあいさつ。

続けて、橋元信一府本部執行委員長、小林あきろう自治体議員連合会長ら五名の来賓から激励のあいさつを受けた後、樫葉芳之副議長の乾杯発声で懇親を深めた。

恒例の単組あいさつは、市内単組から南部単組と行われ、各単組・職場での課題、取り組みについて報告が行われ、最後に、大野勝司副議長の現評運動の更なる前進を誓う団結ガンバローで閉会した。

二〇一二新年号クイズ当選者発表!

正解は「ロンドンゴリンヘガンバレニッポン」でした。

▼応募総数…一六三通。厳正な抽選の結果、次の五人の方が当選されました。多くのご応募とご意見・ご感想ありがとうございました。

▼当選者(敬称略)【商品券五千円】
福島 麻理さん  (自治労京都市職)
厚朴 久美子さん (八幡市職労)
川原 弘子さん  (八幡市職労)
岡根 良太さん  (京都国保労組)
吉田 義信さん  (自治労京都府関係労組)

イベント

ファザーリング 全国フォーラムinしが

未来への鍵を握るのはパパだ! 家族で楽しむイベント開催

▼開催日…二月十七日(金)〜十九日(日)
▼会場…大津プリンスホテル(滋賀県大津市)
▼主催…ファザーリング全国フォーラムinしが実行委員会
▼問合せ…滋賀県男女共同参画課TEL〇七七‐五二八‐三〇七〇

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