2014年4月1日号(第695号)

官庁に届け!シュプレヒコール

3.20春闘中央行動

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公務員連絡会は3月20日13時30分から、東京・日比谷大音楽堂で春季生活闘争中央行動を実施した。全国から集まった3000人が公務員賃金の総合的見直しに反対する決意を固めた。引き続き戦争をさせない1000人委員会3・20出発集会で決意。

主催者を代表して棚村議長が「政党の誘導によって人事院は給与制度の総合的見直しを行い、公務員賃金をさらに引き下げようとしている。断固阻止しなければならい。」と参加者に訴えた。

続いて、吉沢事務局長が「これからの国との交渉に全力を尽くす。」と総務省交渉に当たる決意を述べた。会場の参加者は、直ちにデモ行進団と交渉支援グループに分かれ、官庁のビル群へ。

当日の東京は、空が泣いているかような雨粒が落ち、足元や靴の中はびしょ濡れ。しかし、京都からの十六名の参加者は懸命に「公務員の賃金を上げろ!」「臨時・非常勤職員の処遇を改善しろ!」と大きなシュプレヒコールを上げた。

4000人、雨中の決意

戦争をさせない1000人委員会3・20出発集会

春闘中央行動に引き続き午後六時から、集団的自衛権行使に反対するための『戦争をさせない一〇〇〇人委員会出発集会』が開催され、会場は四〇〇〇人で埋め尽くされた。

来賓として自治労組織内参議院議員のえさきたかしさんも応援に駆けつけた。

代表の鎌田慧さんが「一〇〇〇人とはたくさんの人との意味。日本全国でこの委員会を立ち上げ、賛同の輪を広げていただきたい。」と挨拶した。

「安倍首相は解釈改憲で集団的自衛権行使を容認する考え方を示しているが、これはアメリカと一緒に戦争をするということ。日本を戦争のできる国にしてはいけない。」と大江健三郎さんは訴えた。「憲法で定められている立憲主義も平和主義も根底から破壊するものだ。」と山内敏弘教授は抗議する。元イラク派遣航空自衛隊の池田頼将さんは「戦地で負傷したことは隠ぺいされ、また差別・いじめなど悲惨な状況が現実としてある。」と余りにもひどい現状を伝えた。

作家・落合恵子さんは「日本の将来のために、子どもたちのために今何をしなければならないのか。私たちと一緒に行動してほしい。」と会場の参加者に協力を求めた。

自治労はみなさんを歓迎します

各職場で新入組合員募集

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一人の力は小さくても仲間が集まれば無限大のパワー。魅力いっぱいの組合活動を、ここに紹介します。

じちろうのチカラ

自治労は、全国の都道府県庁、市役所、町村役場、保育所、公社・事業団、臨時・非常勤等職員など、地域の公共サービスを支える職場から八五万人の仲間が集まり、約二七六〇組合で構成されています。

その役割は、ひとりひとりが安心して働ける環境をつくることです。組合員の雇用の安定や賃金改善、休暇制度の充実や、職場環境の改善、適切な人員配置の要求など、日々の仕事の中で問題が直面したときチカラになります。地域公共サービスに働く仲間の連携で、すべての労働者の賃金・労働条件、働く環境をよくし、良質で安定した公共サービスの実現をめざしています。

新たな可能性へ

自治労の活動は、賃金・労働条件の改善にとどまらず「自己実現を可能にする場」をめざしています。

@【自治研活動】市民や地域と一緒に行政の問題を考え、改善するため、情報収集や政策づくりと提言を行っています。

A【地域から地域へ】高齢化や男女共同参画など地域一体で取り組むべき問題や、地球規模での環境破壊など個人ではどうにもならない課題があります。力を合わせることで大きな影響力を発揮し、問題の解決に近づけることもできます。議会に私たちの代表を送る活動もその一つです。

B【ボランティア活動】東日本大震災では、延べ二万人以上の組合員が現地支援行動を行いました。全国の組合員から五億円以上のカンパが集まりました。

C【仲間との交流】組合を通じて趣味を楽しむ仲間も多いく、軟式野球などスポーツ大会だけでなく文化活動も盛んです。やりがいをもって働くには組合活動は欠かせません。ぜひ全国の仲間と一緒に楽しんでください。

家事への印象が激変 感謝の気持ちを持とう

京都交通労組 青年女性委員会が対話セミナー

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三月一日、ウイングス京都にて京都交通労働組合・青年女性委員会が対話セミナーを開催し、青年組合員約三〇名が参加をした。

冒頭、主催者を代表して安田青年女性委員長から日頃の活動に対するお礼が述べられた後、「今日は家事について考えてもらいたい。今日感じてもらったことを日常生活に生かしてほしい。」とあいさつを述べた。

続いて「男のための家事」と題し、NPO法人tadaima!代表の三木智有さんより講演を受けた。始めに家事への印象についてグループで意見を出し合う形で講座は進み、グループより真剣な意見が発表された。

次に効率よく掃除をするためのタオルのたたみ方、雑巾の絞り方を教わり全員で拭き掃除を実践した。

最後に講師から「家事は感謝の気持ちを持ってください」という言葉で講演を終えた。

セミナーを振り返り小足青年女性副委員長が「今日教えてもらった事を実践していきましょう。」とまとめ閉会した。

女性の権利向上をめざして

3.8国際女性デー街頭行動

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連合京都女性委員会は、三月七日に青年委員会と共に四条河原町において3・8国際女性デー全国統一行動として、また春闘のデモ隊と連動した行動を行った。連合京都組合員のほか、民主党京都府連の女性議員等、約五十人、府本部から五人が参加をした。

街宣行動では、土渕副事務局長を皮切りに乾女性委員長他女性員や、民主党京都府連の女性議員によるリレートークを行った。その間に他の参加者は「女性の尊厳・人権の確保」を象徴するバラとガーベラの花に国際女性デーの意義や、妊娠・出産にあたって職場で受けるマタニティ・ハラスメントや男女間の賃金格差や職場配置や昇給などの間接差別など、女性の課題や連合京都「なんでも相談ダイヤル」の電話番号を書いたチラシを添え、約一千本を街ゆく市民に配布し訴えた。

この「国際女性デー」は、百五十年ほど前の一八五七年にニューヨークで働く女性たちが、定賃金・長時間労働の抗議を行ったことが始まりである。そして一九〇八年三月八日に女性たちが賃金の引き上げ、長時間労働の短縮、そして婦人参政権を求めて行ったデモ行進記念し、一九二〇年コペンハーゲンで開催された第二回国際社会主義会議において「国際女性デー」とする事が提唱された。その後、一九七五年に国連でも毎年三月八日を「国際女性デー」とした。現在では世界各国で行動が展開されている。

《リレー報告》

自治体議員連合副会長 小林明朗京都市会議員

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京都市会改革推進委員会の論議を経て、三月十七日市会最終本会議において、議員定数二減案(六十九名から六十七名)が採択されました。上京区と左京区がその対象となります。私はその定数減の対象になっている上京区の議員ですが、民主党が逆風の厳しい状況のもと、仮に新人を出しても選出される見込みが非常に少ないとの分析がされ、ベテランの小林にもう一度がんばれということになりました。恐らく立候補予定者中最高齢(七十三歳)であり、八期目の挑戦となります。

私は七期二十八年間に様々な政策提言を行い、市民と行政当局との連帯によりその政策を実現させて頂きました。使用済みてんぷら油再生燃料・リフト付きバス導入・全ての河川でホタルの自然発生を・上京小川特養など。

来年四月統一地方選挙に向けた私のスローガンは「京都グローバル=平和・人権・環境・文化・観光の課題を盛会に向けて発信」です。

そして根底に「ソフトパワー」があります。

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