2015年4月15日号(第715号)

 

激戦のなか、平井としきさんが当選

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第18回統一自治体選挙の前半戦、京都府議会選挙と京都市会議員選挙が4月12日に投開票され府本部組織内の平井としきさん(府議会・京都市北区)が当選した。小林あきろうさん(京都市議会・上京区)、ふじかわ剛さん(京都市議会・山科区)は奮闘およばず落選の結果となった。

また民主党は、府議会で現有席で1減、また市議会でも現有席で6減らした。

投票率は府議選41・75%。市議選40・95%でいすれも過去最低となった。

 

男女がともに担う学習会

府本部は3月18日、男女がともに担う府本部学習会をこどもみらい館で開催、13単組27人が参加した。

講師には、自治労中央本部の澤田陽子副中央執行委員長とオフィスヒューマンの杉山久美子さんを招いた。

明日を生きる!

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はじめに澤田副委員長は「男女雇用機会均等法ができてから2回の法改正が行われた。他にも多様な働きを守る法律はたくさんあるが、様々な見方・とらえ方がある」と述べた。

そのなかで女性が働いていくことの難しい現状と、これまで歩んできた経験のなかで、「役員を受けることは次に繋げることになり、特に女性のみなさんは、今がチャンスととらえて、思い切って引き受けてほしい。

私も迷ったが、自信をもって働けるためにやっていてよかった。仕事を守るということは明日を生きるということ」と訴えた。

仕事と介護を両立させるために!

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続いて杉山久美子さんから「介護離職や男性の介護者が増えた状況となっている。

また、突然親の介護がやってくると想定して、どのように仕事と両立していけばよいか。そのための知識を持ち、準備をどのようにすればよいかを事前に知る必要性がある。介護の手とあわせて情報と知識が重要だ」と杉山さんの経験や事例を交えた講演となった。

いまだ続くフクシマ原発事故

チェリノブイリ・フクシマ京都の集い

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3月29日京都アスニーでチェルノブイリ・フクシマ京都の集いが行われた。

はじめに福島原発告訴団団長の武藤類子さんより福島原発事故から4年経過した現在も原発からの太平洋への放射能が垂れ流されている問題や、いまだに高い放射線量にもかかわらず高速道路が開通したり、避難区域が解除されたり、被ばくを避けるのは自己責任になっている福島の現状報告を受けた。

つぎに「チェルノブイリ・クライシス」というチェルノブイリ事故後に4号炉をコンクリートで覆った石棺ができるまでの作業員の緊迫した25週間を描いたソ連のドキュメント映画が上映された。

続いてジャーナリストのアイリーン・美緒子・スミスさんからMOX燃料には品質保証が無いこと、事故発生時に放射能拡散防止する設備が無いこと、避難計画が具体化すればするほど避難が困難なことがわかってきたことなど、高浜原発の再稼働の危険性の講演を受けた。

最後に、日本に原発はいらないとの集会アピールを採択して終了した。

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