2015年10月1日・15日号(第723号)

組合員の権利擁護と政策実現を 組織の政治的な力量を強化しよう!

府本部第80回定期大会

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府本部は10月3日、第80回定期大会を京都市中京区のウィングス京都で開催した。2015年度運動方針と当面の闘争方針など議案が提案されすべての議案は原案どおり承認された。また、役員選挙を行い2016―17年度の府本部執行体制が確立された。出席代議員は24単組から127人、女性参画率は20・47%となった。

大会は午後一時に開会。冒頭、自治労京都市職の梶村代議員と井手町職の横田代議員を議長に選出した。高橋執行委員長の主催者あいさつに続き、川本中央本部委員長、橋元連合会長、他6人の来賓から連帯あいさつを受けた。

議長による大会成立宣言のあと、執行部より2015年度諸報告が行われた。一般経過報告、会計決算報告、会計監査報告が報告がされ、承認された。

議案は執行部より、@2016年度運動方針(案)、A一般会計・特別会計予算(案)、B当面の闘争方針(案)、C「男女がともに担う府本部計画(第2次)=ポジティブアクション・プログラム(第3次)」(案)、D自治労京都府本部特別執行委員・顧問の定数と選任について(案)、E公認会計士の承認(案)F府本部救援委員の選出について(案)が提案され、質疑討論・採決を経て、全議案は原案どおり可決された。

会場討論では、賃金闘争や政治闘争、職場のハラスメントにおける組合への支援構築、政策運動、男女共同推進などに関する質問や意見が発言された。

「大会宣言」は組合員の権利擁護と政策実現に向け、組織の政治的な力量を強化し、来年夏の参議院議員選挙において、比例代表では自治労の代表である「えさきたかし」参議院議員と、京都選挙区では「福山哲郎」参議院議員の必勝にむけ、組織の総力をあげてたたかうとの決議を採択した。

最後に篠原副執行委員長の「府本部運動の前進と確定勝利、えさきたかし必勝に向けて団結ガンバロー」で大会を締めくくった。

2015現業・公企統一闘争

要求書提出交渉

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10月1日、府本部は京都府自治振興課に知事宛て「2015現業・公企統一要求書」を提出した。

京都府稲垣課長は、災害対応および地域公共サービスの確保にむけた現業・公企職場職員の尽力に感謝するとあいさつした。

岡本事務局長が12項目の要求内容を説明。川戸議長が「特に職場における年齢構成の歪が弊害や軋轢となっている。さらに、採用時に人材が確保できにくい状況である」と現状を訴えた。また、吉村公企議長は「企業会計制度の見直しは、人件費に目が奪われがちだが、組織的な体制の確立が重要となる」と課題を述べた。最後に、谷口闘争委員長が「最近の警報対応は、職員に早期から避難所対応などの動員がかかる。人員確保にはそういった面を加味する必要があるのではないか」と付け加えて提出交渉を終了した。回答交渉は10月14日10時から。

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「私たちがいます!」必要性をアピール!

10月3日、現業評議会は、四条烏丸付近で街宣行動を実施した。

ビラをティッシュに入れ配布をし、自治体で働く現業職員や公営企業職員の必要性の理解を求めた。

 

委員長あいさつ

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組合員の日頃の運動へのご協力に敬意を表するとともにご臨席いただいた来賓の皆様にお礼を申し上げます。

4月の統一自治体選挙では組織内・推薦候補の闘いに、組合員の皆様に大きなご尽力をいただき感謝申し上げます。厳しい結果もありましたが率直に受け止め、そのことを教訓とし、さらなる取り組みを進めていきたと思います。

戦後70年間守り続けてきた平和や過去の経験から決して戦争はしないと誓ってきたこの国の形を代える法案が十分な議論もなく強行採決されました。『私たち労働組合の使命は規約にある組合員の勤務労働条件の維持改善を図り、地位向上をめざす』とあります。

しかし、その大前提として平和でなければ安心して仕事を続けることも労働条件の改善を求めることもできません。

私たち働くものの立場で政策制度の実現に向け、その声を届けるため来年7月に予定されている参議院議員選挙の比例代表として立候補を予定している自治労の代表であるえさきたかし参議院議員、京都選挙区では福山哲郎参議院議員の再選をめざして皆様にご理解・ご協力をお願い申し上げます。

今年の賃金確定は、8月に人事院、9月に京都市の人事委員会が月例給・一時金とも2年連続プラス勧告が出され、今後、京都府人事委員会の勧告が出される予定です。府本部は統一行動を配置し、各単組の交渉支援に全力で取り組みます。

また、給与制度の総合的見直しについては昨年度各単組のさまざまな取り組みを実施していただき、大変大きな成果を上げることができました。

今年は昨年以上の厳しい状況です。一部では臨時国会が開催されずに国家公務員の給与改定が行われないのではないかとも取り沙汰されています。各単組、それぞれ少なくとも給与水準を守る勧告、上載せをさせる取り組みを進めさせていただきたいと思います。

強行採決された労働者派遣法改悪をはじめとする労働法制改悪に反対する取り組みや人員確保、さらには組織の強化拡大の取り組み、第4号議案では男女がともに担う府本部計画、それに伴う第3次のポジティブアクションプログラムなど提起させていただいています。

来年2月に京都市・八幡市長選が実施されます。自治労京都府本部としては京都市、八幡市それぞれのお立場でご貢献をいただいてきたのは事実です。今後さらに検証を深め、当該単組とも連携し、早急に大勢を確立していきたいと思っています。

11月には亀岡市長選挙、来年には京丹後、福知山の市長選挙、笠置、久御山の両町長選挙が予定されています。首長選挙、大阪を見ていただくとわかるように私たちに大きな影響を及ぼすものです。今後それぞれの単組とも十分に連携させていただき、支援の輪を広げる取り組みをさせていただきたいと思います。

最後に、本大会は2年に一度の役員改選の時期です。執行部に対する代議員の皆さまのご支援、そして本大会の成功に向けたご理解とご協力、熱心なご論議をよろしくお願いを申し上げまして執行部を代表してのご挨拶とさせていただきます。

日本合同軍事演習反対!戦争法案廃案!

9.12あいば野集会

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9月12日、滋賀県高島市今津町住吉公園でフォーラム平和関西ブロックが主催する平和行動が行われた。

安全保障関連法案の国会審議が山場を迎える中、基地や演習場近郊での危険を排除するため、また日本を戦争にさせる国にしないという思いで関西各地から600人が集会・抗議行動に参加した。

饗庭野(あいばの)には、航空自衛隊がパトリオットPAC3(地対空ミサイル)を配備、また陸上自衛隊の演習場が存在している。定期的にアメリカ海兵隊と『共同して作戦を実施する』場合の訓練を行っているが、今年は9月6〜18日まで行われ14回目となる。

過去にはオスプレイが訓練に加わったこともあり、演習としては中規模から大規模のものとして実施されている。演習場付近には市街地が広がっており事故発生での重大な被害も懸念される。

さらにこの饗庭野では、今年7月16日に自衛隊が使用した銃弾が民家の屋根を貫通するという事故も発生しており、住民は常に危険と隣り合わせの状況である。

フォーラム平和関西ブロックは、あいば野集会を各地の平和運動と連携して集会を開催しており、今年は沖縄県平和運動センターや京丹後Xバンドレーダー反対運動の代表者が連帯のあいさつを行った。

京都府本部からは21人が参加。「日米合同軍事演習反対!」「若者を戦場に送るな!」などのシュプレヒコールを連呼し市民にアピールした。

単組活動報告

木津川市職。女性部発足!

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7月1日、吉村部長のもと47名の仲間で木津川市職が誕生して以来、女性部を初めて設立をすることができた。

その活動開始の記念事業として、8月7日木津川市内で「女性部学習会・懇親会」を開催した。

始めに学習会を持ち、自治労京都市職員労働組合女性部長の梶村佐知さんより「女性部活動をして良かった事!これからの女性に求められる事!」と題し講演を受けた。

梶村さんは、ちょっとしたきっかけから組合に加入され、役員になられてからは、ほぼ毎年のように役職も上がり活躍されている。仕事と育児の両立で悩む組合員の声を要求として届けて実現させているパワフルさに尊敬とやる気を頂いた。

次に、府本部執行委員の佐野恭子さんより「女性部活動」について自治労の基礎的なことや、女性部活動などわかりやすい説明を受けた。
また、終了後の懇親会では参加者全員が今後の連携強化を確認し合うことができた。

私たち木津川市職女性部は、年齢や職種所属も違うが、「仲良く・楽しく・元気に」をモットーに、これまで以上に女性が働きやすい仕事と家庭の両立ができる職場環境の確立をめざす。また、人事評価制度・メンタルヘルス問題・時間外勤務の縮減など山積する諸問題を、少しずつ改善し、笑顔の絶えない職場となるよう運動を推進する。

府本部青年部

納涼交流会

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9月5日、府本部青年部は納涼交流会を佛沙羅館(ブッサラカン)で開催し、9単組40人(男性28人、女性12人)の参加があった。

今回の交流会を開催するにあたっては、京都らしさを取り入れた内容にしようという趣旨に基づき、鴨川沿いの川床のある店を会場とした。

席は参加者同士での交流がしやすい程度の人数になるよう1テーブルあたり6〜8人に割り振った。ほとんどが初対面同士であったが、すぐに打ち解けた。日差しが少し強めだったが、天気にも恵まれ、川の音や風を感じられる和やかな雰囲気のなか、普段はなかなか話す機会のない他の単組の人との交流を楽しんだ。

川床は初めてという参加者も多く、単組を超えた交流はもちろんのこと、京都の文化に触れる機会となった。

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