2019年1月15日号(第783号)

労働組合の足腰を鍛える年に

府本部2019旗びらき

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府本部は、2019年新年旗びらきを1月9日、リーガロイヤルホテル京都で開催。来賓、単組組合員、府本部執行部ら200人の出席があった。

主催者あいさつで高橋執行委員長は、多数の来賓や組合員の参加に感謝を述べた後、取り巻く状況と政治の課題にふれ、「臨時・非常勤等職員の処遇改善にむけた会計年度任用職員制度の導入や働き方改革で地方自治体の職場は大きな変化を迎えようとしている。今年は選挙の年。4月には統一自治体選挙、7月には参議院選挙が行われる。府本部組織内候補を中心とする推薦する候補者全員の勝利をめざし取り組みを進めたい。特に参議院選挙では自治労の代表である『岸まきこ』さんの必勝のため、岸さんの名前を覚えてもらう取り組みが重要となる。各単組での協力をお願いしたい。今年は亥年。府本部の近くにイノシシが祀られ足腰の神様として有名な神社がある。課題は山積するが、イノシシのように足腰を強くするためには、組織の強化・拡大が重要だ。来年は府本部再建30周年を迎える。労働組合の交渉力の低下といわれるが、足腰の強い組織を作っていきたい」と決意を述べた。

続いて、来賓を代表して廣岡連合京都会長、小山府雇用政策監、門川京都市長、福山立憲民主党幹事長、前原国民民主党京都府連会長、西島部落解放同盟府委員長などから新年の祝辞と連帯のあいさつを受けた。岸まきこさんからビデオメッセージも届けられた。乾杯の発声後も、党代表や自治体議員連合、各級議員から統一自治体選挙に向けた決意表明やあいさつが行われた。

組合員は来場者との歓談や単組間の交流など、終始なごやかな雰囲気で一年のスタートへの思いを語り合った。

新たな年を迎え府本部は、仲間、職場、地域を守る労働組合の基本的役割を再認識し、諸課題に全力で取り組む。

府本部組織内・政策協力議員が旗びらきで決意表明

2019統一自治体選挙

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京都府議会(北区) 平井 斉己さん(現職2期)
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京都府議会(木津川市・相楽郡) 山本 篤志さん(新人)
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宇治市議会 西川 友康さん(現職1期)
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八幡市議会 関東佐世子さん(現職2期)
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木津川市議会 福井 平和さん(新人)

4月に行われる統一自治体選挙に向け、府本部の組織内および政策協力議員が旗びらきで決意表明を行った。各予定候補の勝利に向け、各単組のご協力をお願いしたい。

組織内議員・予定候補

京都府議会(北区)
 平井 斉己さん(現職2期)

京都府議会(木津川市・相楽郡)
 山本 篤志さん(新人)

木津川市議会
 福井 平和さん(新人)

政策協力議員

宇治市議会
 西川 友康さん(現職1期)

八幡市議会
 関東佐世子さん(現職2期)


給食鍋を提供し市民アピール

府本部現評が「鍋1GP」出店

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府本部現評は12月2日、市民アピール行動の一環として、笠置町で行われた第9回全国ご当地鍋フェスタ「鍋―1グランプリ」に出場した。地元笠置町や全国各地から28団体が自慢の鍋料理を出品する中、府本部現評は京都市学給労を中心に8名で参加した。

4回目の出店となる今年は、日頃子どもたちが食べている給食の献立から「ミートボールとキャベツのトマト鍋」を用意。来場者に生きた食育の教材である学校給食の味を提供した。給食で提供する際も子ども達に大人気ということもあり、子ども連れはもちろん、2回目を買いにくるリピーターも多く、販売終了時間を待たずして完売となった。購入したお客さんからは、「ほんとに美味しい。毎日美味しい給食が食べられる子ども達がうらやましい」との声が寄せられた。グランプリ投票では第5位、そして八幡市職労の仲間の「カレー鍋」は、初の表彰台となる第3位を獲得した。

今回、府本部と八幡の現業評議会が上位入賞を果たすことができ、給食の大切さ、美味しさ、食育や食の安全を通じて、大切な住民サービスを提供する現業職場の存在を直接住民と接するなかで、存分にアピールすることができた。

イベントへの参加で組合員同士の交流を

青年部定期大会

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府本部青年部は11月18日に文化パルク城陽で第52回定期大会を開催した。冒頭、主催者を代表して岩田青年部長(八幡市職労)は青年部の取り組みを紹介し積極的な参加を呼びかけた。その後、来賓の高橋府本部委員長から激励のあいさつを受けた。また、岸まきこさん(自治労組織内予定候補者)からの祝電メッセージも披露された。

議事に入り、執行部による2018活動経過報告のあと、2019年度活動方針および役員体制が提案され、すべての議案は賛成多数で可決・承認された。

新部長に選出された生藤真也さん(京交)は、「引き続き、組合員が意見交換や交流を図れるよう様々な取組やイベントを企画するとともに、参加の輪を拡げていきたい」と新執行部を代表してあいさつをおこない、最後に団結ガンバローで閉会した。

顔の見える運動で働きやすい職場づくりを

町村評定期総会

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府本部町村職評議会は11月30日、ホテルセントノーム京都で第26回定期総会を開催した。参加者は4単組17人。

冒頭、主催者を代表して吉村議長は、「人事院勧告は5年連続のプラス勧告となったが、手当の配分など町村職には厳しい状況が続く。また、2020年から会計年度任用職員制度が導入され労働環境も変わる。各単組の交渉で賃金・労働条件の確保をお願いしたい。『お互いの顔が見える町村評』だからこその運動で、働きやすい職場づくりをめざそう」と訴えた。

続いて来賓の中谷府本部副委員長から激励のあいさつを受けた。2018経過報告、2019年度活動方針、役員体制を提起し、すべての議案は可決・承認された。新役員体制。議長・吉村公一(久御山)、副議長・宮川恵至(宇治田原)、事務局長・西川翔(井手)、幹事・林克直(笠置)

横のつながりを深めより良い福祉サービスを

社福評定期総会

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府本部社福評は12月18日、京田辺市商工会館で2019年度総会を開催した。

冒頭、北山議長が「介護保険制度の改正や保育の無償化等で人員不足が懸念されるが、皆さんと協力し処遇改善を進めていきたい。2月に京都で地連福祉集会が開催される。横のつながりを深めて単組に持ち帰ってほしい」とあいさつ。続いて府本部の林副委員長から激励のあいさつを受けた。

議事に入り、18年度活動報告の後、19年度活動方針を提案。介護労働者の処遇改善、幼児教育・保育の無償化への対応、障がい者雇用の促進、生活困窮者や子どもの貧困に対する施策など、課題を共有し取り組みを進めることについて、全体の拍手で承認された。

19年度三役は、議長:北山健仁(宇治田原町職)、副議長:正野和馬(井手町職)、事務局長:下村幸児(自治労京都市職)。

現場の声を当局に。組合員に見える活動を

現評定期大会

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府本部現評は12月15日、職員会館かもがわにおいて、第55回定期大会を開催し、向こう一年間の活動方針を確認した。参加者は8単組42人。

開会にあたり、川戸議長は、「組合員に見える活動を現評から進め、現場の声を当局に。人と人とのつながりや仲間意識を強くし、各単組の取り組み強化を」とあいさつ。続いて、府本部の高橋委員長から連帯のあいさつを受けた。議事に入り、執行部から18経過報告、19活動方針、役員体制を提案し、全ての議案は拍手で承認された。

大会後、地連臨時非常勤等職員組織化推進委員の西田彰さんを講師に、「会計年度任用職員制度の解説と組織化の進め方」と題した講演を受けた。自治体での条例化が進まない中、臨時非常勤等職員の処遇改善をめざし、仲間づくりの取り組みを進めようと提起を受けた。

2度と戦争のない世界を

8の日行動で訴え 府本部女性部・青年部

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府本部女性部・青年部は、12月7日に四条河原町で「反戦・平和8の日行動」を行った。6単組19人(内青年部4人)が参加し、平和を訴えるビラを配布した。

1941年12月8日は、太平洋戦争開戦の日で世界中の様々な国が参戦し、何千万人もの大切な命が奪われた。この悲惨な戦争を2度と繰り返さないよう「12月8日を忘れない」を合言葉に、私たちは街頭で反戦の思いを語りかけた。ビラを手に取って読む人、街頭の演説に聞き入る人、熱心に8の日行動について尋ねる人。たくさんの人に、戦争や平和について考えていただくきっかけを与えられた。今、日本の世界に誇る憲法第9条が改正されようとしている。家族や大切な人を失う戦争ができる国になろうとしている。戦争が身近に感じられない現代だからこそ、一人ひとりが戦争について考え、平和な世界を今後もめざしていく。

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