2020年1月15日号(第802号)

職場を起点とした組合活動で新しい時代を切り拓こう

府本部2020旗びらき

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府本部は、2020年新年旗びらきを1月7日、ホテルグランヴィア京都で開催。来賓、単組組合員、府本部執行部ら147人の出席があった。

今年の旗びらきは、3月に30周年記念式典を控えていることもあり、規模を縮小しての開催となった。

主催者あいさつで高橋執行委員長は、多数の来賓や組合員の参加に感謝を述べた後、「昨年の統一自治体選挙では、府本部自治体議員連合をはじめとする多くの推薦議員の勝利を勝ち取り、参議院議員選挙では岸まきこさんが自治労の議席を確保することができた。みなさまのご協力に感謝申し上げる。今年、府本部は30周年を迎える。干支の庚子(かのえね)は『これまでの積み重ねの上に立って新しいことを始める年』という意味がある。職場を起点に、単組活動の活性化、組織の拡大・強化に向け取り組みを進めたい。また今年は、2月の京都市、八幡市を皮切りに多くの自治体で首長選挙が行われる。私たちの処遇や仕事にも大きな影響があるため、推薦候補の必勝をめざし各単組で最大限の取り組みをお願いしたい」と決意を述べた。

続いて、京都市長選挙、八幡市長選挙の勝利に向けたセレモニーを実施し、門川大作京都市長、堀口文昭八幡市長から決意表明を受けた。その後、それぞれの当該単組代表が激励のあいさつと花束贈呈を行った。来賓を代表して廣岡連合京都会長、河島府商工労働観光部副部長、前原国民民主党京都府連会長などから新年の祝辞と連帯のあいさつを受けた。続いて、岸まきこ参議院議員が乾杯の発声を行い宴席がスタート。党代表や自治体議員連合、各級議員から統一自治体選挙のお礼やあいさつが述べられた。

来賓の皆様との歓談や単組間の交流など、終始なごやかな雰囲気で会は進み、最後に川戸副委員長の団結ガンバローで閉会となった。

新たな年を迎え府本部は、仲間、職場、地域を守る労働組合の基本的役割を再認識し、諸課題に全力で取り組む。

直営の味と必要性をアピール

「鍋−1グランプリ」で3位受賞 府本部現評

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府本部現評は12月1日、笠置町で行われた第10回全国ご当地鍋フェスタ「鍋‐1グランプリ」に市民アピール行動の一環として出店。5回目の出店となる今年は「学校給食のちゃんこ鍋」を用意し4単組14人で参加した。

毎日の業務で培っている現場の技術力や経験力を住民へアピールし、直営によるきめ細やかな公務公共サービスの内容を周知し、給食調理職場を身近に感じてもらう場として取り組んだ。

当日は、何杯も買い求める人、昨年のメニューを求めてわざわざ探して来訪する人、最後はやっぱり給食鍋だと舌鼓を打つ人など給食鍋ファンを公言するリピーターも含め、例年以上に多くの食数を売り上げた。その結果、25団体中第3位となる敢闘賞を受賞することができた。直営における給食調理業務の存在感を大いに高めることができたと参加者全員で喜びを噛みしめた。

表彰式に登壇した京都市学給労の西岡書記長は「今後も安心・安全の給食を子ども達に提供する」と直営の必要性を訴え、場内は拍手で包まれた。

顔の見える運動で働きやすい職場づくりを

町村評定期総会

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府本部町村職評議会は11月29日、ホテルセントノーム京都で第27回定期総会を開催した。参加者は4単組17人。

冒頭、主催者あいさつの中で吉村議長は、「人事院勧告は6年連続のプラス勧告となったが、手当の配分など町村職にとっては厳しい状況が続いている。各単組の交渉で賃金・労働条件の確保をお願いしたい。『お互いの顔が見える町村評』だからこそ実現できる運動を展開し、働きやすい職場づくりをめざそう」と訴えた。続いて、来賓の高橋府本部執行委員長から激励のあいさつを受けた。

2019年度経過報告ならびに2020年度活動方針および役員体制を提起し、すべての議案は可決・承認された。

笑顔とやさしさとユーモラスさで活動を

現評定期大会

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府本部現評は12月11日、京都テルサにおいて、第56回定期大会を開催し、向こう一年間の活動方針を確認した。参加者は7単組43人。

開会にあたり、川戸議長は「取り巻く状況は厳しいが、よりよい地域公共サービスをめざし、笑顔とやさしさとユーモラスさを持って取り組みを進めよう」とあいさつ。続いて、高橋府本部委員長から激励のあいさつを受けた。

議事に入り、執行部から2019経過報告、2020活動方針案、役員体制案を提案し、全ての議案は拍手で承認された。

朝岡新議長は「各単組の課題解決に向け新体制で頑張りたい」と決意を述べた。

社会福祉職場の課題改善へ取り組みを

社福評定期総会

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府本部社福評は12月17日、京田辺市商工会館で2020年度総会を開催した。参加者は8単組14人。

冒頭、北山議長が「社福評は横のつながりがあり、色々なことを知る機会となる。集会等に積極的に参加して、得た情報を各単組の取り組みに活かしてほしい」とあいさつ。府本部の増永副委員長から、社会福祉職場で働く組合員が本来の仕事に専念できるよう人員確保や職場改善に取り組んでほしいと激励を受けた。

議事に入り、執行部より2020年度活動方針と役員体制案を提案。介護保険制度改正や保育の無償化への対応、障害者雇用の促進、生活保護・貧困対策などの課題を共有し取り組みを進めていくことを提案し、全体の拍手で承認された。

2度と戦争のない世界を

女性部・青年部が8の日行動

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府本部女性部・青年部は12月8日、四条河原町にて「反戦・平和8の日行動」を行った。9単組17人(内青年部5人)が参加し、反戦・平和を訴えるビラを配布した。

これまで夕刻に行動を行ってきたが、今回は初めて休日昼間に実施。時間帯を変えたことで、幼い子連れ世帯などの新たな層にも、「8の日行動」を周知し、戦争や平和について考えるきっかけを与えることができた。

この行動は、太平洋戦争が開戦した1941年12月8日にちなんで、「12月8日を忘れない」を合言葉に、悲惨な戦争を二度と繰り返さず、世界各国の核実験に抗議し、核のない平和な世界を訴えている。

今般、国会では、戦後日本の平和を支えていた憲法を改正しようとする動きがある。家族や大切な人を失うことになる戦争が、身近に迫ってきている今こそ、私たちは平和について真剣に考えなければならない。

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